USBディスプレイアダプターの選び方

最終更新日 2023年09月07日

USBディスプレイアダプターとは

基礎

USBディスプレイアダプターとは、パソコンのUSB端子を映像出力端子に変換し、映像出力が可能にする周辺機器です。映像出力端子が少ないパソコン向けです。例えばノートパソコンに映像出力端子が1つでも、USBディスプレイアダプターを使用すれば2台以上の外付けディスプレイに映像出力できます。

メリット、デメリット

USBディスプレイアダプターには、パソコンにUSB端子があれば使用可能、価格が安い、以上のメリットがあります。表示遅延がある、高い負荷がかかる、以上のデメリットがあります。昔はデメリットが大きかったので可能であればビデオカード使用が望ましかったですが、今では改善しています。

インターフェース

USBの規格

USBは規格によって最大速度が異なります。最大速度が速いほど単位時間あたりに転送可能な映像データ量が大きく、対応可能な解像度が高くできます。昔はUSB 2.0対応製品が多かったですが、今はUSB 3.2 Gen 1x1(USB 3.1 Gen1、USB 3.0)対応製品が多いです(2022/02/14時点)。最大速度が速い規格に対応でも、その速度を活かし高解像度に対応とは限りません。USBの規格に限らず対応解像度も確認して選びます。

USBの端子

USB端子の形状は規格によって異なります。USBディスプレイアダプターではType-A、Type-Cがあります。昔からType-A対応製品が多いですが、今はType-C対応製品が増えています(2022/02/14時点)。USBディスプレイアダプターを接続するパソコンのUSB端子に合わせて選ぶとよいです。

変換アダプター

Type-C対応製品を選ぶとき、変換アダプター(変換ケーブル)の存在に注意が必要です。パソコンのUSB Type-C端子がAlternate Mode対応だと映像出力できます。つまりUSB端子ではあるが映像出力端子として機能します。その機能を利用しUSB Type-C端子からHDMI端子やDisplayPort端子へ変換するアダプターがあります。USBディスプレイアダプターではありません。

ケーブル

USBディスプレイアダプター本体とUSB端子にケーブルがある製品もあれば、両者が一体でケーブルがない製品もあります。ケーブルがない場合、パソコンのUSB端子に接続するとUSBディスプレイアダプター本体がUSB端子周辺を占有します。他のケーブルと物理的干渉する恐れがあります。ケーブルがある製品を選ぶとよいですが、物理的干渉する恐れがない場合はケーブルがない製品でもよいです。

映像出力端子

今はHDMI対応製品、DisplayPort対応製品が多いです(2022/02/14時点)。USBディスプレイアダプターを接続するディスプレイの映像入力端子に合わせて選ぶとよいです。

解像度

対応最大解像度

FHD(1,920×1,080)対応製品、4K(QFHD)(3,840×2,160)対応製品が多いです(2022/02/14時点)。USBディスプレイアダプターを接続するディスプレイの対応最大解像度に合わせて選ぶとよいです。ディスプレイが4K対応でもFHDで映像出力できればよい場合、FHD対応製品でよいです。

接続台数

対応最大接続台数

USBディスプレイアダプターには1台のパソコンに複数接続して使用可能な製品があります。それでも上限があるので、対応最大接続台数を確認して選びます。例えば3台の外付けディスプレイに映像出力したい場合、対応最大接続台数が3台以上の製品を選びます。

電源

USBディスプレイアダプターにはUSBバスパワーで動作する製品が多いですが、ACアダプターによる電力供給で動作する製品もあります。ACアダプター不要でUSBバスパワーで動作する製品が便利です。

OS

Windows、Mac OS両者に対応する製品が多いですが、一方に対応する製品もあります。USBディスプレイアダプターを接続するパソコンのOSで使用可能な製品を選びます。Windows、Mac OSどちらにも様々な製品があります。例えばWindows 11で使用するならWindows 11に対応かも確認が必要です。

性能

USBディスプレイアダプターを使用するには一定以上の性能が必要です。特にCPUの性能が重要です。昔はパソコンの性能が低く、どのくらいの性能を必要とするのか確認が必要でした。今では非常に古いパソコンを除けば、どのパソコンにも十分な性能があります。

USBディスプレイアダプターを使用する台数が多くなるほど負荷が大きくなります。新しいパソコンでも性能が低く、USBディスプレイアダプターの使用台数が多いと、使用に支障をきたすほどシステムが重くなる場合があります。


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