設置スペースを抑えたいならスティック型デスクトップがベストか

最終更新日 2017年09月19日

スティック型は持ち運べるほど小さい

2014年12月に、マウスコンピューターよりスティック型デスクトップパソコンが初めて発売されました。その後、マウスコンピューター以外のメーカーやショップブランドでも、スティック型を販売するところが出てきました。

スティック型は、本体サイズが USB メモリーを一回り大きくした程度であり手のひらに収まるほど小さく、ポケットに入れて持ち運べるくらい小さいです。

持ち運べるといっても、外付け液晶ディスプレイ(液晶テレビでも可)や電源コンセント(モバイルバッテリーで動作させる事も可)、キーボードとマウス(操作方法次第では片方、または両者不要)が必要ですので、パソコンを持ち運び外で使うならノートパソコンやタブレット PC を選ぶ必要があります。

パソコン使用場所に外付け液晶ディスプレイや電源コンセントがあるなら、スティック型を選ぶのもありです。例えば、宿泊施設の部屋に液晶テレビと電源コンセントがあり、そこでならスティック型を使えます。

外付け液晶ディスプレイを使うならスティック型がベスト

自宅等の屋内で使うために設置スペースを抑えられるパソコンを選びたい場合、スティック型はパソコンの中で本体サイズが最も小さいのでベストな選択のように見えます。

しかし、スティック型を使うためには外付け液晶ディスプレイ、キーボード、マウスも必要です。タッチパッド付きキーボードならマウスはなくても大丈夫ですが、キーボードは必要となります。

本体だけでなく外付け液晶ディスプレイやキーボードも考慮すれば、スティック型がベストな選択とは限りません。

デスクトップパソコンの一体型は、本体と液晶ディスプレイが一体になっており、液晶ディスプレイの画面サイズとキーボードのサイズが同じくらいであれば、必要な設置スペースは一体型とスティック型で比べると同じくらいです。

ノートパソコンは、本体と液晶ディスプレイとキーボードが一体になっており、同様に必要な設置スペースはスティック型と同じくらいです。

タブレット PC は、本体と液晶ディスプレイが一体になっており、タッチ操作のみで十分ならキーボードは不要です。タブレット PC は手元に持って使うものですので設置スペースが必要とは言えませんが、どこかに置くことを設置するとするなら最も設置スペースを抑えられるのはタブレット PC です。

一体型、ノートパソコン、タブレット PC これらに共通する点は、本体と液晶ディスプレイが一体になっていることです。もし外付け液晶ディスプレイを使いたいのであれば、スティック型がベストな選択となります。

しかし、外付け液晶ディスプレイを使うという前提でパソコンの設置スペースを抑えたければ最も設置スペースを抑えられるスティック型を選べば良いとは限りません。デメリットはメリットの裏返しですが、設置スペースを抑えられるというメリットの裏返しにもデメリットがあります。スティック型の最大デメリットは、性能が低いことです。

スティック型は性能が大きく制限される

パソコンは、本体サイズが小さくなるほど持てる性能が低くなりますが、スティック型はサイズがとても小さいので性能が大きく制限されます。

以下は、マウスコンピューターより発売された初のスティック型モデル MS-NH1-W10(32GB ストレージ搭載モデル)の仕様です。

MS-NH1-W10(32GB ストレージ搭載モデル)の主な仕様
CPU Atom Z3735F
メインメモリー 2GB
ストレージ eMMC 32GB
グラフィックス インテル HD グラフィックス
無線 LAN IEEE 802.11 b/g/n
Bluetooth 対応
メモリーカードスロット
対応カード
micro SD、micro SDXC、micro SDHC
外部インターフェース USB2.0×1、HDMI×1

2015年9月1日時点では、マウスコンピューターに限らず他のメーカーやショップブランドでもスティック型モデルが販売されていますが、これらのスティック型モデルの仕様は、ストレージ容量や外部インターフェース等に若干の違いが見られる程度で、上記の MS-NH1-W10 の仕様とほぼ同じです。

CPU はパソコンの性能を大きく左右しますが、スティック型モデル MS-NH1-W10 に搭載されている CPU は、インテル社のモバイル用 CPU の Atom Z3735F です。

インテル モバイル CPU 性能比較早見表 では、インテル社のモバイル用 CPU を性能が高い順に並べていますが、Atom Z3735F はランク3です。

ランク3の CPU が搭載されたパソコンを使った経験があるなら性能をイメージしやすいですが、インターネットやメール、動画や画像コンテンツの視聴等、負荷が小さい作業であれば快適に使えるくらいの性能はありますが、多くの人が快適と感じるくらいの性能があるかどうかは疑問です。

スティック型は内部スペースが狭く発熱量が問題になるため、CPU が最大限のパフォーマンスを発揮するのは難しい事も考慮すると、負荷が小さい作業でも快適に使えないと不満に感じる人が多くてもおかしくありません。

メインメモリー容量が 2GB である点も、不満に感じる人が多くなると思われます。メインメモリー容量の使用量が大きくならないように使えば問題ありませんが、インターネットに使うだけでも多数のウェブページを開くと、メインメモリー容量が不足してしまう可能性が高いです。

他にも性能が大きく制限される点がありますが、CPU やメインメモリーと比べたら気にする必要性は低いです。

ストレージの種類は eMMC であり、eMMC は HDD よりデータ読み書き速度に優れ、SSD よりデータ読み書き速度が劣りますが、HDD でも十分なデータ読み書き速度がある事を考慮すれば、eMMC である点を不満に感じる人は少ないと思われます。

ストレージ容量は 32GB であり小さいですが、外付けストレージやクラウドストレージを上手く活用すれば問題となりません。メモリーカードスロットが付いていますので、メモリーカードを活用してもストレージの容量不足をカバーする事ができます。

グラフィックスはインテル HD グラフィックスであり、これは CPU 統合グラフィックスですが、ブラウザゲームや負荷が小さい 2D グラフィックスの PC ゲーム程度なら、快適にプレイできるグラフィックス性能があります。さすがに負荷が大きい 3D グラフィックスの PC ゲームを快適にプレイするのは難しいですが、これはスティック型に限らず他のサイズが小さい CPU 統合グラフィックス搭載パソコンにも当てはまります。

スティック型は、キーボードやマウス等の周辺機器とワイヤレスで接続する使い方が基本となりますので、無線 LAN と Bluetooth に対応していますが、無線 LAN を実際に利用すると通信速度、通信の安定性が低いです。

実際に利用した場合の通信速度、通信の安定性は無線 LAN 規格だけではなく、無線 LAN に関わるハードウェアの性能にもよって決まってきます。

スティック型は本体サイズがかなり小さいので無線 LAN に関わるハードウェアもかなり小さくせざるを得ず、またスティック型は価格が安いことが売りの一つですので無線 LAN に関わるハードウェアのコストをかなり削ったため、実際に利用した場合の通信速度、通信の安定性が低いと思われます。

通信環境によっては通信に不満を感じることなく使えますが、もし通信に不満が出たら外付け無線 LAN 子機をスティック型に接続して使う方法がありますので、あまり気にする必要はありません。

USB2.0 がありますので周辺機器を有線でも接続できますが、USB ポート数が1つしかありません。もし複数の USB ポートが必要であれば、USB ハブを利用する方法があります。

映像出力端子は HDMI が1つですが、今では外付け液晶ディスプレイに限らず液晶テレビやプロジェクター等に HDMI 入力端子が付いていますので、これらの機器と接続して使えます。

スティック型の性能では足りないならコンパクト型

以上スティック型モデル MS-NH1-W10 の仕様を簡易に見てきましたが、スティック型は最も設置スペースを抑えられるとしても、選ぶのは慎重に判断しなければならない主な要因となるのが CPU の性能の低さと、メインメモリー容量の小ささです。

もし CPU の性能が低くメインメモリー容量が 2GB であっても問題にならなければ、スティック型を選ぶのがおすすめです。もし問題となりそうなら、スティック型ではなく別のタイプのパソコンを選ぶのがおすすめです。

デスクトップパソコンには、スティック型以外にタワー型、省スペース型、キューブ型、コンパクト型、一体型がありますが、コンパクト型も手のひらに収まるほど小さく設置スペースをかなり抑えられます。コンパクト型もサイズがかなり小さいので性能が大きく制限されますがスティック型ほどではありません。

設置スペースを抑えられるだけではないノートパソコン

本体と液晶ディスプレイが一体になっているパソコンになりますが、設置スペースを抑えたいならノートパソコンが最もおすすめです。

ノートパソコンは単に設置スペースを抑えられるだけでなく、本体と液晶ディスプレイ、本体とキーボードを接続するケーブルが不要なのですっきり設置できます。

しかし、ケーブルではなくワイヤレスで接続する方法がありますので大きなメリットとはなりませんが、ノートパソコンは片付けやすいことは大きなメリットです。ノートパソコンなら、使わない時は机の引き出し等に簡単に収納できます。

また、ノートパソコンは持ち運びできますので、使う場所を移動させやすいメリットもあります。さらにバッテリー動作できますので、電源コンセントがないところに移動させても使えます。

外付け液晶ディスプレイの分の設置スペースが増えても良いなら、外付け液晶ディスプレイとノートパソコンを接続すればノートパソコンでも外付け液晶ディスプレイを使えます。

たいていのノートパソコンには映像出力端子がありますので、外付け液晶ディスプレイの映像入力端子に接続して使えます。ノートパソコンの液晶ディスプレイと外付け液晶ディスプレイを同時に使えばデュアルディスプレイ、すなわち画面が2つになりますので使い方の幅が広がります。


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