増設用インターフェースカードの選び方 - その他 PC パーツの選び方

最終更新日 2016年08月29日

パソコンに増設可能なインターフェース

パソコンには、外部機器と接続するために様々なインターフェースがはじめから付いていますが、後でインターフェースを増設する事が可能です。主な増設可能なインタフェースは以下の表どおりです。

インターフェース名 使用用途等
USB あらゆるパソコン用周辺機器の接続機器に利用され、パソコンには必ずと言っていいほど付いているインターフェースです。USB1.1、USB2.0、USB3.0 の3つの規格があり、後者ほど新しい規格でありデータ転送速度が速いです。

上位規格は、下位互換性を維持しており、例えば USB2.0 規格対応の USB を持つパソコンに、USB3.0 対応の外付け HDD を接続する事が可能です。ただし、この場合データ転送速度が下位の方となりますので、USB2.0 のデータ転送速度となります。
IEEE1394 DV、FireWire、iLink 等とも呼ばれ、主に映像関連の AV 機器との接続に利用されます。昔は、パソコンによく付いていましたが、最近は USB が主流となり、付いてないパソコンの方が圧倒的に多いです。

IEEE1394 には、IEEE1394a と IEEE1394b の規格が存在し、後者の方が新しく、データ転送速度が速いです。今のところ、IEEE1394b は十分に普及しているとは言えず、まだ IEEE1394a に対応するパソコンや、周辺機器が多いです。よって、IEEE1394 と記載されていたら、IEEE1394a の事を意味する場合が多いです。また、IEEE1394a と IEEE1394b の両者には互換性があります。
eSATA 外付け HDD や、外付け光学ドライブ等と接続するために利用されます。USB の規格 USB2.0 よりもデータ転送速度が速いため、USB と共に普及していくと思われましたが、さらに速い USB3.0 が登場した事により、今後はあまり普及していかないと思われます。

データ転送速度の違いについて

USB (ユーエスビー)や IEEE1394 (アイトリプルイー イチサンキュウヨン)、eSATA (イーエスエーティーエー)は、それぞれデータ転送速度が違います。さらに、規格によってデータ転送速度が異なります。

以下は、規格別の転送速度をまとめた表です。転送速度はあくまで理論値であり、実際使用すると、以下の転送速度よりも遅くなります。

種類 転送速度
USB1.1 12 Mbps
Hi-Speed USB
(USB2.0)
480 Mbps
USB3.0 5 Gbps
IEEE1394a (S400) 400 Mbps
IEEE1394b (S800) 800 Mbps
eSATA 1.5 Gbps

デスクトップパソコンでは、拡張スロットを使う

デスクトップパソコンにインターフェースを増設する場合は、拡張スロットを利用し、そこに増設用のインターフェースカードを装着します。拡張スロットは、デスクトップパソコンタワー型に付いてます。デスクトップパソコン省スペース型やキューブ型にも拡張スロットがあるモデルがありますが、内部のスペースの狭さにより、増設不可能な場合があります。また、デスクトップパソコン一体型には、まず拡張スロットはありません。

拡張スロットには、幾つか種類がありますが、 たいていの増設用インターフェースカードは、PCI スロットか、PCI Express x1 スロットに挿して使います。両者に互換性はありませんので、選ぶときは増設用インターフェースカードがどちらに対応しているか、またデスクトップパソコンに空いている PCI スロット、または PCI Express x1 スロットがあるのか確認する必要があります。

以下は、PCI スロット、PCI Express x1スロットについての補足説明です。

スロットの種類 特徴等
PCI スロット PCI スロットは、以前はパソコンに標準的に付いているスロットであり、拡張スロット付きのパソコンであれば、たいてい PCI スロットが幾つか付いていましたが、最近は PCI EXpress スロットが主流になっています。
PCI Express x1 PCI Express スロットは、PCI スロットから最大通信速度等が進化したものですが、幾つか種類があり、主に PCI Express x16、x8、x4、x1 スロットがあります。

PCI Express スロットは、互換性があり、PCI Express x に続く数字よりも、小さい数字の PCI Express スロットとして使えます。

例えば、PCI Express x16 スロットがあれば、PCI Express x1 スロットとしても使えます。逆は絶対に不可能ではありませんが、基本的にできません。

たいていのパソコンには、PCI Express x16 スロットのみ、または PCI Express x16 スロットと PCI Express x1 スロットの2種類が付いている事が多いです。

また、比較的新しい規格のスロットなので、古いパソコンには付いていません。

ノートパソコンでは、PC カード、またはエクスプレスカードを使う

デスクトップパソコンの拡張スロットに挿して使う増設用インターフェースカードを増設できないノートパソコンで、外部インターフェースを付けたい(増やしたい)場合は、PC カードスロット、またはエクスプレスカードスロット用の増設用インターフェースカードを使います。

PC カードとエクスプレスカードとの間には互換性がありませんので、ノートパソコン用の増設用インターフースカードを選ぶときは、PC カード、エクスプレスカードのどちらに対応しているのか、またノートパソコン用の増設用インターフェースカードを使用するノートパソコンには、PC カードスロット、エクスプレスカードスロットのどちらが搭載されているのか、よく確認する必要があります。

PC カードは、主に Type I 、Type II 、Type III の3つの種類がありますが、 たいていの増設用インターフェースカード は、Type II となっています。Type II の PC カードは、Type II 対応の PC カードスロット、Type III 対応の PC カードスロットに挿して使用できますが、Type I 対応の PC カードスロットでは使用できません。

以下の表は、PC カードスロット別に、使用可能な PC カードをまとめた表です。PC カードスロットに挿して使用するパソコン周辺機器を選ぶ時は、これを頭に入れておく必要があります。

スロット側 使用可能な PC カード
Type I Type I 対応の PC カードが使用できます。
Type II Type I 対応の PC カード、Type II 対応の PC カードが使用できます。
Type III Type I 対応の PC カード、Type II 対応の PC カード、Type III対応の PC カードが使用できます。スロットの構造によっては、Type I 対応の PC カード、または Type II の PC カードであれば、2枚同時に使用できます。ただし、PC カードの形状によっては、2枚挿せない場合もあります。


エクスプレスカードは、ExpressCard/34 と ExpressCard/54 の2種類がありますが、たいていの増設用インターフェースカード は、ExpressCard/34 となっています。ExpressCard/34 のエクスプレスカードは、ExpressCard/34 対応のエクスプレスカードスロット、ExpressCard/54 対応のエクスプレスカードスロットに挿して使用できます。ExpressCard/54 のエクスプレスカードであると、ExpressCard/34 対応のエクスプレスカードスロットには挿して使用できません。

以下は、エスプレスカードスロット別に、使用可能なエクスプレスカードをまとめた表です。エクスプレスカードスロットに挿して使用するパソコン周辺機器を選ぶ時は、これを頭に入れておく必要があります。

スロット側 使用可能なエクスプレスカード
ExpressCard/34 スロット幅は 34 mm です。

ExpressCard/34 対応のカードが使用できます。
ExpressCard/54 スロット幅は 54 mm です。

ExpressCard/34 対応のカード、ExpressCard/54 対応のカードが使用できます。

単数のインターフェースを持つ、または複数のインターフェースインターフェイスカードがある

増設用インターフェースカードは、たいてい USB のみ等の単数のインターフェース増設を可能とする製品が多いですが、中には複数のインターフェースを増設可能とする製品があります。しかし、複数のインターフェースを増設可能とする製品は少ないので、中々希望通りのインターフェースが増設可能な製品が見つからないかもしれません。

対応するパソコンの機種や、OS に制限がある

約10年前といった古いパソコンによく見られますが、パソコンの機種によっては、 増設用インターフェースカードを増設しても、認識せず動作しない、または認識はしますが、増設用インターフェースカードを通して接続した周辺機器において、エラー等のトラブルが起きる可能性があります。 増設用インターフェースカードの製造メーカーのカタログや、商品紹介ページ等にて、対応していないパソコンモデル(メーカー名と型番)が記載されていますので、 増設用インターフェースカードの購入前に確認しておけば、このようなトラブルを回避できます。

また、増設用インターフェースカード は、Windows と Mac OS の両方に対応していない場合もありますので、この点も確認する必要があります。


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