インターフェース - クリエイター向けビデオカードの選び方
最終更新日
2019年10月11日
ビデオカードの接続形式の選び方
パソコンにビデオカードを搭載するには、パソコンの拡張スロットとビデオカードの接続形式が一致している必要があります。一致していなくても、互換性次第では搭載できる場合があります。
ただし、古い方の規格で動作するため、パソコンの拡張スロット側の規格の方が古いと、ビデオカードが本来の性能を発揮できず、性能が落ちてしまう場合があります。特に性能が高いビデオカードほど当てはまります。
クリエイター向けのビデオカードで、よく見られる接続形式
- PCI Express X 16
- パソコンとビデオカードとの接続によく使われる接続形式です。同じ接続形式でも、さらにデータ転送速度が向上した規格が存在します。規格について何も記載されていなければ規格1.1であり、他に2.0や3.0が存在します。2.0は、1.1よりデータ転送速度が2倍になった規格です。3.0は、2.0よりデータ転送速度が2倍になった規格です。
ただし、古い方の規格で動作するため、パソコンの拡張スロット側の規格の方が古いと、ビデオカードが本来の性能を発揮できず、性能が落ちてしまう場合があります。特に性能が高いビデオカードほど当てはまります。
占有スロット数の選び方
たいていのビデオカードは、パソコンの拡張スロット1つ分のスペースを占有しますが、ビデオカードによっては2つ分以上のスペースを占有します。
特に高性能なビデオカードだとサイズが大きいため、複数の拡張スロット分のスペースが必要となります。そのため、選んだビデオカードの占有スロット数を見て、パソコンにその占有スロット数分のスペースを確保できるのか確認して選ぶ必要があります。
特に高性能なビデオカードだとサイズが大きいため、複数の拡張スロット分のスペースが必要となります。そのため、選んだビデオカードの占有スロット数を見て、パソコンにその占有スロット数分のスペースを確保できるのか確認して選ぶ必要があります。
補助電源の選び方
たいていのビデオカードは、拡張スロットを経由して供給される電力で動作します。ビデオカードによっては、その電力では足りず、補助電源を必要とします。特に高性能なビデオカードは、補助電源を必要とする製品がよく見られます。
ビデオカードの補助電源としてよく使われるコネクタは、6 ピン PCI Express 用コネクタ、または 8ピン(6 ピン + 2 ピン) PCI Express 用コネクタです。 これらの内、1つの補助電源を必要とするビデオカードもあれば、複数の補助電源を必要とするビデオカードもあります。
クリエイター向けビデオカードを選ぶ際は必要な補助電源を確認し、補助電源が必要ならパソコンの電源ユニットに必要な補助電源がそろっているか確認が必要です。
電源ユニットに必要な補助電源が無い場合は、電源ユニットの交換か、補助電源が不要のビデオカードを選ぶ必要があります。
ビデオカードの補助電源としてよく使われるコネクタは、6 ピン PCI Express 用コネクタ、または 8ピン(6 ピン + 2 ピン) PCI Express 用コネクタです。 これらの内、1つの補助電源を必要とするビデオカードもあれば、複数の補助電源を必要とするビデオカードもあります。
クリエイター向けビデオカードを選ぶ際は必要な補助電源を確認し、補助電源が必要ならパソコンの電源ユニットに必要な補助電源がそろっているか確認が必要です。
電源ユニットに必要な補助電源が無い場合は、電源ユニットの交換か、補助電源が不要のビデオカードを選ぶ必要があります。
出力端子の選び方
クリエイター向けビデオカードは、動画編集や画像編集といった画質が求められる作業に適するよう作られているため、画質の劣化が無いデジタル接続可能な出力端子が備わっています。
アナログ接続となる D-sub 15pin は無いですが、DVI-I が付いていれば変換アダプタや変換ケーブルを使ってアナログ接続可能です。
クリエイター向けビデオカードの出力端子は、DVI-D、DVI-I、DisplayPort がよく見られます。HDMI は AV 機器等の家電製品向けのため、あまり見られません。
以下は、ビデオカードでよく見られる出力端子一覧です。
あらかじめ必要な同時出力画面数が決まっているなら、クリエイター向けビデオカードの仕様で、同時出力画面数をよく確認して選ぶ必要があります。
アナログ接続となる D-sub 15pin は無いですが、DVI-I が付いていれば変換アダプタや変換ケーブルを使ってアナログ接続可能です。
クリエイター向けビデオカードの出力端子は、DVI-D、DVI-I、DisplayPort がよく見られます。HDMI は AV 機器等の家電製品向けのため、あまり見られません。
以下は、ビデオカードでよく見られる出力端子一覧です。
種類 | 特徴 |
---|---|
D-sub 15pin |
・アナログ接続なので、デジタル接続と比較すると画質が落ちる。 ・アナログ RGB 、または VGA とも呼ばれる。 |
DVI-D |
・デジタル接続なので、画質の劣化がない。 ・DVI24pin とも呼ばれる。 |
DVI-I |
・デジタル接続なので、画質の劣化がない。(入力端子 DVI-D に接続する場合。) ・アナログ接続にも対応しているため、変換ケーブルを用いれば、入力端子 D-Sub 15pin と接続可能。(アナログ接続となるため、画質は劣化する。) ・DVI29pin とも呼ばれる。 |
HDMI |
・デジタル接続なので、画質の劣化がない。 ・映像データと音声データを、1本のケーブルで出力可能。 ・著作権保護機能の HDCP に対応可能。 |
DisplayPort |
・デジタル接続なので、画質の劣化がない。 ・映像データと音声データを、1本のケーブルで出力可能。 ・著作権保護機能の HDCP に対応可能。 ・高い解像度での使用も考慮して作られたため、対応可能な解像度の上限が高い。 ・デイジーチェーン接続に対応しているため、マルチディスプレイ環境を構築しやすい。 |
最大出力画面数
クリエイター向けビデオカードは、複数の画面出力となるマルチディスプレイ環境を強力にサポートするため、出力端子数と同じ数の画面に同時出力可能な製品が多いです。ただし、中には出力端子数よりも少ない数の画面に同時出力可能な製品もあります。あらかじめ必要な同時出力画面数が決まっているなら、クリエイター向けビデオカードの仕様で、同時出力画面数をよく確認して選ぶ必要があります。
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