NCQ(Native Command Queuing)

最終更新日 2022年02月01日

NCQとは

NCQとは、Native Command Queuingの略であり、HDDのデータを効率よく読み込みできる機能です。HDDは内部にあるディスク上に対しデータを読み書きしており、データを読み込むときはディスクが回転し、読み取りたいデータがある場所にヘッドが動き、ヘッドがディスク上にあるデータを読み取ります。まるでレコードのような動きです。

連続して複数のデータを読み込む場合、読み取りたいデータはディスク上に分散している確率の方が高く、読み取りたいデータがある場所へヘッドが動けるようにディスクが回転しますので、ディスクの回転に時間がかかりデータ読み込み速度が遅くなる要因になります。NCQでは、一定数の読み取りたいデータがある場所を確認し、最もディスク回転数が小さくなるようにデータを読み取る順番を決めてからデータを読み取ります。

NCQによりデータを効率よく読み込めるようになり、データ読み込み速度が向上します。様々なソフトウェアでランダム読み込みが多く発生するので、NCQによる効果が大きいです。例えば、OSによっては起動時間が約10秒間短くなる場合があります。

NCQ利用要件

HDDでNCQを利用するには、マザーボードとHDDどちらもNCQに対応している必要があります。

NCQはIDE互換モードでは利用できず、AHCIモードにする必要があります。IDEモードなのかAHCIモードなのかは、BIOSで確認できます。BIOSでどちらかに設定できますが、マザーボードによってはAHCIに対応しておらずAHCIモードに設定できません。

NCQ対応HDD

NCQは、インターフェースの規格がSerial ATA 3.0 Gbpsに対応すると利用可能にになった機能です。

Serial ATA 6.0 Gbpsでも利用可能です。

Serial ATA 6.0 Gbpsが登場していなかった頃は、HDDがSerial ATA 3.0 Gbpsに対応していてもNCQに対応しているとは限らず、Serial ATA 3.0 Gbpsに対応し、かつNCQが利用できるように作られていればNCQに対応していました。

Serial ATA 3.0 Gbps対応HDDが出始めた頃は、NCQ対応HDDとNCQ非対応HDDが存在し、主に高性能HDDがNCQに対応していました。

HDDの仕様等にはNCQへの対応について記載されていましたが、NCQ対応HDDが普及したため、昔と違って今では仕様等にNCQ対応について記載されていない場合が多いです。

NCQが有効になるためにはマザーボードもNCQに対応している必要がありますが、マザーボードにもNCQが普及しています。

HDDとマザーボードどちらかがNCQ非対応でも、NCQが無効になるだけですので使用上は問題ありません。


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