電源ユニット - デスクトップパソコンの選び方

最終更新日 2016年12月27日

電源ユニットは、縁の下の力持ち

安定した電力供給に欠かせない電源ユニット

パソコンに搭載される電源ユニットは、各 PC パーツに電力を供給します。電源ユニットは、より良いものを選んでもパソコンの処理速度が上がるといった性能の向上に直接は貢献しませんが、特に消費電力が高い PC パーツを搭載するパソコンでは安定した大容量の電力を供給するために重要な PC パーツとなってきます。

将来 PC パーツを交換、増設する予定がある場合

パソコン購入後に PC パーツを交換、増設したりする場合は、電源ユニットも気をつけて選ぶ必要があります。特に高性能なビデオカードを搭載する場合は、ビデオカードの消費電力が高く、補助電源を必要とする場合がありますので、それに応える電源ユニットがないと、そのようなビデオカードを搭載できません。

他に消費電力が高い PC パーツに交換、もしくは増設する場合は、なるべく良い電源ユニットを選ぶのがおすすめです。電源ユニットを新たに購入して交換する手もありますが、電源ユニットの交換作業は他の PC パーツに比べてやりにくく、パソコンによっては電源ユニットの交換が難しい場合がありますので、はじめから良い電源ユニットを搭載したモデルを購入する方が無難です。

電源ユニットを選ぶ前に把握しておきたい事

ショップブランドのタワー型で選べる事が多い

電源ユニットはパソコン購入時に選べないものですが、デスクトップパソコンタワー型だと選べる場合が多いです。ただし、国内や海外の大手メーカーの直販ショップではあまり選べません。ショップブランドを販売しているパソコンショップでは選べる事が多いです。

電源ユニットのスペックは見えづらい

電源ユニットは、そこまで重要な PC パーツじゃないせいか、パソコンの仕様等に電源ユニットの詳細なスペックを表示していない事が珍しくありません。特に電源ユニットにこだわらなければ問題ありませんが、電源ユニットに関しても詳細に検討したい場合は、電源ユニットまでスペックを詳細に表示している所で購入するのがおすすめです。

電源ユニットまで選べるモデルを多く販売しているショップブランドでは、電源ユニットのスペックを詳細に表示している場合が多いですが、国内や海外メーカーでは、まず電源ユニットを選べない(それぞれのモデルで決まった電源ユニットが搭載される)事が多く、あまり電源ユニットのスペックを詳細に表示していない事が多いです。

総出力ワット数

余裕を持った最大供給電力が望ましい

電源ユニットを選ぶ際にまず注目すべきスペック項目は、総出力ワット数です。総出力ワット数は、電源ユニットの最大供給電力を表します。

パソコンは、CPU 等の消費電力を合わせた全体の消費電力よりも、高い最大供給電力を持つ電源ユニットを搭載すれば問題ありません。しかし、電源ユニットは経年劣化により徐々に最大供給電力が落ちてきますので、余裕を持った最大供給電力を持つ電源ユニットが望ましいです。

また、電源ユニットは最大供給電力に近い電力を供給し続けると発熱量が多くなり、冷却ファンの回転数が上がり騒音がひどくなる場合があります。また、同時に劣化が進み寿命が短くなる原因にもなります。なので、総出力ワット数には余裕を持たせて選ぶのが無難です。

総出力ワット数の目安は、搭載される PC パーツによりますが、一般的にハイスペックパソコンであれば、500W 以上は欲しいところです。

コネクタ数

必要なコネクタがあるか確認必須

電源ユニットには、マザーボードや HDD 等に電力を供給するための接続コネクタが備わっています。どの電源ユニットにも最低限必要なコネクタは備わっていますが、補助系のコネクタは無い場合がありますので注意が必要です。

特に高性能なビデオカードで使用する事が多い 6 ピン + 2 ピン PCI Express 用コネクタ 、または 6 ピン PCI Express 用コネクタが無くて困る場合が多いですので、後に高性能なビデオカードを搭載する予定がある方は、これらのコネクタがあるかどうか確認しておく必要があります。

主な電源ユニットのコネクタ一覧

以下は主な電源ユニットのコネクタ一覧です。パソコンショップでは、電源ユニットにあるコネクタまで記載していない事が多いですが、電源ユニットのメーカーと型番からインターネットで検索して調べるとわかる場合が多いです。

コネクタ名 詳細
メインコネクタ(24 ピン) マザーボードに接続するためのコネクタです。
メインコネクタ(20 ピン) マザーボードに接続するためのコネクタです。最近の新しいマザーボードは、たいてい 24 ピンのメインコネクタに対応していますが、20 ピンのメインコネクタにも対応しています。よって、電源ユニットに、メインコネクタ(20 ピン)しかなくても、24 ピンのコネクタに対応したマザーボードに使えます。
ATX 12V コネクタ
(CPU 補助コネクタ(4 ピン))
多くの電力を消費する CPU のためのコネクタです。
EPS 12V コネクタ
(CPU 補助コネクタ(8 ピン))
多くの電力を消費する CPU のためのコネクタです。
6 ピン + 2 ピン PCI Express 用コネクタ 高性能なビデオカード用のコネクタです。性能の高いビデオカードは、8 ピンになっているので、8 ピンの高性能なビデオカードを使用するのであれば、必要です。
6 ピン PCI Express 用コネクタ ビデオカード用のコネクタです。たいていのビデオカードは、6 ピンですので、ビデオカードへの電力供給は、こちらがよく使われます。
シリアル ATA 用コネクタ ハードディスクや光学ドライブ用のコネクタです。
ペリフェラルコネクタ ハードディスクや光学ドライブ用のコネクタです。
FDD コネクタ フロッピーディスクドライブ用のコネクタです。フロッピー自体が、あまり使われなくなったので、このコネクタもあまり使われなくなっています。

80 PLUS の選び方

節電、静音、低発熱効果あり

電源ユニットは、製品によって交流から直流の変換効率が異なっており、変換効率が高いほど、無駄な消費電力と発熱量を抑えられます。この変換効率が 80% 以上の電源ユニットには、80 PLUS の認証が付けられています。

80 PLUS 認証電源ユニットを選ぶ必要性は高くはありませんが、電気代の節約や低発熱の恩恵による静音環境、熱の劣化が少なくなるといったメリットがありますので、80 PLUS 認証電源ユニット搭載デスクトップパソコンを選ぶのがおすすめです。

通常価格を抑えるためか、80 PLUS 認証ではない電源ユニットを標準搭載するデスクトップパソコンが少なくありませんが、BTO カスタマイズに対応しているなら、80 PLUS 認証電源ユニットに変更できる場合が多いです。

80 PLUS ランク一覧

80 PLUS は、クリアしている変換効率の高さに応じてランクが付けられます。以下は、80 PLUS のランクと各ランクの変換効率一覧です。

80 PLUS ランク 変換効率
(電源負荷率 20% / 50% / 100%)
80 PLUS スタンダード 80% / 80% / 80%
80 PLUS ブロンズ 82% / 85% / 82%
80 PLUS シルバー 85% / 88% / 85%
80 PLUS ゴールド 87% / 90% / 87%
80 PLUS プラチナ 90% / 92% / 89%
80 PLUS チタン 92% / 94% / 90%

80 PLUS ランクが高くなるほど価格が高くなりますので、変換効率の高さと価格とのバランスを考えるなら、80 PLUS ブロンズか 80 PLUS シルバーが選択の目安です。

価格が高くても 80 PLUS ゴールドや 80 PLUS プラチナを選び、高い変換効率による電気代の節約で上がった価格分を回収するという考え方もありますが、かなり長期間に渡って使い続けないと回収するのは難しいです。

電源ユニットの仕様がわかりやすいショップ

電源ユニットの仕様を詳しく公開していなくても、悪い電源ユニットとは限りませんが、自分で仕様を確かめて選びたい場合は、仕様がわかりやすいショップを選ぶ必要があります。

少なくとも電源ユニットのメーカー名、型番を公開しているのが条件です。これらがわかれば、電源ユニットのメーカー公式ウェブサイトで仕様を調べられます。仕様を詳細に公開していれば、さらに良いですが、深いところまで調べるためには、電源ユニットのメーカー公式ウェブサイトを訪れる必要がありますので、電源ユニットのメーカー名、型番が公開されていれば十分です。

以下は、電源ユニットの仕様がわかりやすい主なショップ一覧です。ただし、どのショップにも当てはまりますが、一部の電源ユニットの仕様を詳しくは公開していません。
ドスパラ
ドスパラは、ショップブランドや PC パーツを販売しているパソコンショップの中で最大級の規模です。電源ユニットのメーカー、型番が公開されていますので、これらの情報を基に電源ユニットメーカーの公式ウェブサイトで仕様を調べる事ができます。
ツクモ
ツクモは、ショップブランドや PC パーツだけでなく、様々なメーカーのパソコンや周辺機器を取り扱うパソコンショップです。電源ユニットの詳細な仕様を調べられるよう電源ユニットのメーカー、型番を公開しています。
Sycom
Sycom は、規模が小さいですが、顧客を重視した独自のサービスを展開し、ユーザーからの支持を集めているパソコンショップです。電源ユニットの仕様だけでなく、さらに詳細な仕様がわかるよう電源ユニットメーカーの公式ウェブサイトの仕様公開ページも紹介しており、仕様を調べやすいです。
STORM
ストームは、様々な海外メーカーの国内正規代理店になっており、様々な PC パーツに関するノウハウを活かしてショップブランドの販売を行っているパソコンショップです。電源ユニットに限らず、搭載されている PC パーツの仕様がわかるよう徹底的に公開しています。
VSPEC
VSPEC は、BTO カスタマイズで選べる PC ケース、PC パーツの組み合わせ量が圧倒的なパソコンショップです。選べる電源ユニットのメーカー名、型番を公開しており、これらの情報を基に電源ユニットの詳細な仕様を調べられます。


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