RAID - デスクトップパソコンの選び方

最終更新日 2016年12月27日

RAID の選び方

RAID とは

RAID は、Redundant Array of Inexpensive Disks の略であり、複数のストレージを利用して、データの読み書き速度の向上、データの安全性の向上を実現するために使われる技術です。

データの読み書き速度を向上させる場合は、データを複数のストレージに分散させて書き込み、必要に応じて書き込んだデータを読み込みます。例えば、ストレージ1台だと2回の書き込み処理が発生するデータの場合、RAID によりストレージ2台に分けてデータを書き込めば、1回の書き込み処理で済み、理論上は書き込み速度が2倍になります。

データの安全性を向上させる場合は、データを複数のストレージに同じように書き込みます。例えば、RAID によりストレージ2台に同じデータを書き込んでおけば、片方が故障しても、もう片方からデータを読み込めますので、両方故障しなければデータを失わずに済みます。

RAID レベル

何台のストレージを利用し、どのようにデータを書き込むかは RAID レベルによって決まります。RAID レベルによって、データの読み書き速度が向上するのか、データの安全性が向上するのか、両方とも向上するのかが決まります。

以下は、主な RAID レベル一覧です。

種類 特徴
RAID0 複数のストレージに分けてデータを記録します。データの読み書き速度の向上が可能ですが、データの安全性の向上にはなりません。
RAID1 複数のストレージに同じデータを記録します。どれかのストレージが故障してもデータを保護できます。普通2台のストレージに同じデータを記録します。使用できるストレージ容量が半分になりますが、データの安全性の向上が可能です。
RAID5 複数のストレージに分けてデータとエラーを訂正するための情報パリティを記録します。パリティに使用する容量はストレージ1台分となります。どれか1台のストレージが壊れても他のストレージに記録されたパリティよりデータを復旧できます。RAID5 設定を利用するには3台以上のストレージが必要です。
RAID6 RAID5 と似ていますが、データとエラーを訂正するための情報パリティの記録容量がストレージ2台分となります。どれか2台のストレージが壊れても他のストレージに記録されたパリティよりデータを復旧できます。RAID6 設定を利用するには4台以上のストレージが必要です。
RAID10
(RAID0+1)
RAID0 と RAID1 を組み合わせた記録方式です。例えば4台のストレージがあるとして、2台ずづ分けAとBのグループに分けるとします。AとBそれぞに RAID0 としてデータが記録されます。AとBそれぞれに同じデータが保存されているためどちらかが故障してもデータは保護されます。RAID10 設定を利用するには4台以上のストレージが必要です。

RAID の必要性

RAID を導入すると、データの読み書き速度の向上とデータの安全性の向上というメリットが生じます。どちらも良いメリットですが、個人で使用するパソコンに RAID を導入する必要性は低いです。

ストレージのデータ転送速度が遅かった頃は、RAID によって見かけ上データ転送速度を上げる事で、データの読み書き速度が速くなるのを体感しやすかったですが、技術進歩によってデータ転送速度が十分速くなったため、さらに RAID によって見かけ上データ転送速度が速くなってもデータの読み書き速度の向上を体感しづらく、満足度は低くなります。

そのため、可能な限りデータの読み書き速度を向上させたい理由が無ければ、RAID を導入してデータの読み書き速度の向上させる必要性はありません。

一方のデータ安全性の向上というメリットは、ストレージに高い負荷がかかる中、24時間365日システムが停止せずに稼動し続けなればならないサーバー向けのメリットです。個人で使用するパソコンであれば、特殊な使用用途でなければ、ストレージに高い負荷はかからず、24時間365日稼動し続ける必要はありませんので、データ安全性の向上をしておく必要はあまり無いです。

パソコンが使用できなくならないようにしたいのであれば、RAID によってデータ安全性の向上をしておくのもありですが、一般的な使用用途であればストレージは故障しにくく、ストレージ以外にも故障する可能性がある PC パーツがありますので、複数のパソコンを用意しておく方が良いです。

データの損失を防ぐためには、RAID よりもバックアップが重要

ストレージの故障でデータを失わないようにするために、RAID でデータの安全性を向上しておくのも手ですが、RAID だけでは不十分でバックアップが不可欠です。

RAID では、コンピューターウイルスの感染や、何らかの事故によって失ってしまったデータは復元できません。データを失いたくないのであれば、データを外部記憶媒体(光ディスクメディアやメモリーカードなど) や別ストレージにバックアップファイルとして定期的に保存しながらパソコンを使う事が重要です。定期的にバックアップしておけば、ストレージを RAID 構成にせずに安心して使う事ができます。

ただし、バックアップだと、最後にバックアップしてから新規作成したデータや編集したデータは復元できません。そのようなデータも失いたくないのであれば、RAID が必要になってきます。

例えば、毎日バックアップするとして、最後にバックアップしてから作成、もしくは編集したデータは、RAID にするために必要なコストよりも価値が高いのであれば、RAID にしておいた方が良いです。他に、動画編集や画像編集等、同じ時間かけでも二度と同じ作品を作れないようなクリエイティブな作業を行うなら、RAID にしておくのが望ましいです。

RAID 構成モデルの選び方

RAID 構成にできるのは主にタワー型

ストレージを RAID 構成にするためには複数のストレージが必要なため、RAID 構成のデスクトップパソコンを選びたい場合は、基本的に複数のストレージが搭載可能なタワー型を選ぶ必要があります。

省スペース型や一体型、キューブ型では、たいてい複数のストレージが搭載できないため、RAID 構成にできません。複数のストレージが搭載可能であれば RAID 構成にできますが、このようなタイプのデスクトップパソコンでは、RAID 構成対応モデルは少なく、探すのに苦労します。

BTO カスタマイズで RAID 構成を選択可能なモデル

RAID 構成に対応しているデスクトップパソコンには、既に標準仕様で RAID 構成になっているモデルもあれば、BTO カスタマイズで RAID 構成に変更できるモデルもあります。

BTO カスタマイズで RAID 構成に変更できるモデルが多いですので、RAID 構成のモデルを選びたい場合は、標準仕様のみ確認するのではなく、BTO カスタマイズで RAID 構成にできるのかも確認して選ぶと良いです。

RAID レベルの選び方

主流は RAID0 か RAID1

RAID 構成対応可能のデスクトップパソコンでは、選べる RAID レベルは基本的に RAID0 か RAID1 です。RAID5 や RAID6、RAID10 は、業務用途向けの本格的な RAID 構成ですので、選べるのは業務用途にも適したモデルに限られ、探すのに苦労します。そのため、RAID 0 か RAID1 に絞ったほうが選びやすくなります。

読み書き速度の向上を実現するなら RAID0

パソコン使用目的に応じて RAID レベルを選ぶと良いですが、読み書き速度を向上させたいなら RAID0 がおすすめです。パソコン全体で見れば、ストレージの読み書き速度はボトルネックとなる事が多いので、処理速度の向上が望めます。

ただし、どれか1台のストレージが故障したら、RAID 構成にしている全てのストレージに保存されているデータを損失してしまうと認識しておく必要があります。

データ安全性の向上を実現する

データの安全性を向上させたいなら、RAID1 がおすすめです。ただし、ストレージ容量が半分になりますので、容量不足にならないよう注意して選ぶ必要があります。


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