CPU - デスクトップパソコンの選び方

最終更新日 2018年02月13日

デスクトップパソコン選びで CPU に予算をかけすぎない

CPU はパソコンの性能の高さを決める重要な PC パーツです。パソコンの性能の高さを重視するなら、できるだけ性能が高い CPU を選んでしまいがちです。しかし、パソコンの性能は CPU だけで決まるものではなく、パソコンの作業内容によっては CPU 以外の PC パーツも重要になってきます。CPU 以外では特にメインメモリー、ストレージ、ビデオチップ(GPU)が重要です。

例えば PC ゲームではゲームタイトルによりますが、CPU の性能が十分高くてもグラフィックス性能が高いビデオチップが無いと最悪プレイさえできないことがあります。動画編集や画像編集作業でも、CPU の性能だけでなくビデオチップのグラフィックス性能も高くないと快適に編集作業できないことがあります。

あらゆる用途に共通しますがメインメモリー容量が不足するとパソコンを快適に使えません。ストレージは従来から使われてきた HDD に代わって SSD が普及していますが、SSD は HDD よりも圧倒的にデータ読み書き速度が高くあらゆる用途で HDD はボトルネックとなります。

このようにデスクトップパソコンに幾ら性能の高い CPU が搭載されていても、他の PC パーツがボトルネックとなればパソコンの性能が低いと感じる原因になります。性能の高さを重視するなら CPU に対して集中的に予算をかけて選びたいところですが、他の PC パーツにも予算をかけて快適なパソコンを選ぶと良いです。

BTO カスタマイズに対応しているデスクトップパソコンでは、CPU アップグレードキャンペーンの対象になっていることが多いです。無料でアップグレードできるならアップグレードすると良いです。通常よりお得な価格で高性能な CPU へアップグレードできるとなるとアップグレードしたくなるところですが、CPU をアップグレードすると増えるコストを他へ回す方がデスクトップパソコンの満足度が上がるかもしれません。

メインメモリー、ストレージ、ビデオチップだけでなく、液晶ディスプレイやキーボード、マウスもデスクトップパソコンの快適性につながります。CPU をアップグレードせずに浮いたコストを液晶ディスプレイやキーボード、マウスに回して良いものを選ぶとデスクトップパソコンの快適度が上がる可能性があります。

高性能 CPU を選ぶならデスクトップパソコンのタイプも考慮して選ぶ必要あり

CPU の選択は、デスクトップパソコンのタイプの選択と密接に関わってきます。なぜなら、デスクトップパソコンはタイプによってサイズが異なりますが、サイズが小さいほど内部スペースが狭く搭載可能な CPU の性能の上限が低いからです。

その理由は CPU は性能が高いほど発熱量が大きく、デスクトップパソコンのサイズが小さいと内部スペースが狭く放熱性が低いため、高性能 CPU を搭載すると CPU の温度が正常に動作する範囲を超えてしまうからです。

CPU は温度が正常に動作する範囲を超えたら温度が下がるよう CPU にかかる負荷が自動的に小さくなりますが、同時に処理速度が落ちることになります。そのため、無理して高性能な CPU を搭載しても本来の性能を発揮できません。

デスクトップパソコン
サイズ
搭載可能 CPU
大きい ・低性能 CPU から高性能 CPU まで搭載できる
小さい ・低性能 CPU を搭載できるが高性能 CPU は搭載できない

デスクトップパソコンのタイプと搭載可能な CPU の TDP

CPU の発熱量の大きさは TDP(Thermal Design Power)で表されており、性能が高いほど TDP が大きいです。デスクトップパソコンの各タイプごとの搭載可能な CPU の TDP について簡易にまとめると以下のようになります。

タワー型 ・内部スペースが非常に広く放熱性が高いため、TDP が大きい CPU から小さい CPU まで搭載可能
省スペース型 ・内部スペースが広く放熱性が高いため、TDP が大きい CPU から小さい CPU まで搭載可能だが、タワー型より内部スペースが狭く放熱性が劣るため、搭載可能な CPU の TDP の上限はタワー型より低い
キューブ型 ・内部スペースが狭く放熱性が低いため、TDP が小さい CPU を搭載可能だが、サイズが大きめのキューブ型なら、搭載可能な CPU の TDP の上限はタワー型より低いが、TDP が大きい CPU を搭載可能
一体型 ・内部スペースが狭く放熱性が低いため、TDP が小さい CPU を搭載可能
コンパクト型 ・内部スペースが狭く放熱性が低いため、TDP が小さい CPU を搭載可能
スティック型 ・内部スペースが狭く放熱性が低いため、TDP が小さい CPU を搭載可能

最も TDP による搭載可能 CPU の制限を受けないのはサイズが大きいタワー型です。CPU 性能の高さを重視し、サイズが小さい必要が無ければタワー型を選ぶのがベストです。サイズの小ささも重視する場合は、省スペース型を選ぶと良いです。

放熱性が低いキューブ型や一体型、コンパクト型、スティック型を選ぶ際は、高性能モデルであっても搭載される CPU は TDP が小さい CPU の中で性能が高い CPU となりますので、TDP が大きく性能が高い CPU を搭載するタワー型や省スペース型の高性能モデルの性能と比べると性能が劣ります。

サイズが大きめのキューブ型なら放熱性が高いため、TDP が大きく性能が高い CPU 搭載モデルがあります。しかし、タワー型よりはサイズは小さいですが、結構サイズが大きくなりますので設置スペースを抑えられるというメリットは小さくなります。

サイズが小さいデスクトップパソコンはモバイルパソコン向け CPU を搭載

CPU には大別するとデスクトップパソコン向け CPU とモバイルパソコン向け CPU があります。

デスクトップパソコンには基本的にデスクトップパソコン向け CPU が搭載されますが、一体型等のサイズが小さく内部スペースが狭いデスクトップパソコンにはモバイルパソコン向け CPU が搭載されます。

その理由は、モバイルパソコン向け CPU は全体的に発熱量が小さく、サイズが小さく内部スペースが狭いデスクトップパソコンにも適しているためです。

デスクトップパソコン向け CPU とモバイルパソコン向け CPU の両者を考慮して CPU の選び方について記載すると長くなってしまうため、ここではデスクトップパソコン向け CPU に限って CPU の選び方について記載します。

モバイルパソコン向け CPU の選び方に関しては、CPU - ノートパソコンの選び方にて記載しています。

CPU メーカーの選び方

主要 CPU 製造メーカーは、インテル社と AMD 社

デスクトップパソコン用の CPU の製造メーカーには、主にインテル社と AMD 社があります。この2社が大半のシェアを占めていますので、デスクトップパソコンを購入する際は、インテル社の CPU 搭載モデルか AMD 社の CPU 搭載モデルを選ぶ事になります。

インテル社 CPU 搭載デスクトップパソコンが多い

かつては、インテル社の CPU 搭載モデルと AMD 社の CPU 搭載モデルが、半々の割合で見られた時期がありましたが、現状ではインテル社の CPU が優勢であり、インテル社の CPU を搭載したモデルが多いです。

シェアを引っくり返すほどの技術革新が起きれば、AMD 社の CPU 搭載モデルが多くなる可能性がありますが、CPU の性能が底上げされた今、単に性能を上げるだけでなく、何か新しい使い方が生まれるのにつながる技術革新が必要で、これを実現するのはかなり難しいと思われますので、今後しばらくはインテル社 CPU 搭載のデスクトップパソコンが多い傾向が続くと思われます。

基本的に、どちらのメーカーを選んでも問題ない

両者のメーカーは競合しており、強みは異なりますが、通常の使用用途の範囲であれば、一方のメーカーの CPU だと、あるソフトウェアや周辺機器が使えなくなるといった事はないですので、どちらのメーカーの CPU を選んでも問題ありません。

ただし、CPU が持つメーカー特有の機能を活用したソフトウェアを開発したい等、どちらかのメーカーでなければ困る特殊な使用用途であれば、どちらの CPU のメーカーを選ぶのか決める必要があります。

AMD 社の CPU は安い傾向あり

同じくらいの性能の CPU で比較すると、インテル社より AMD 社の CPU の方が安い事があります。その理由の一つは、国内では圧倒的なシェアを持つインテル社に対抗するために、価格で勝負してるからと考えられます。

AMD 社の CPU を選ぶと、よりコストパフォーマンスに優れたパソコンを購入できる可能性があります。しかし、国内ではインテル社の CPU のシェアが多く、AMD 社の CPU 搭載パソコンが少ないため、ショップによってはインテル社の CPU 搭載パソコンを選ばざるを得ない状況であり、AMD 社の CPU にこだわると選択肢が狭まってしまうため、無理に AMD 社の CPU にこだわって選ばない方が良いです。

ブランドの選び方

CPU のブランドとは、製品の名称です。同じブランドには多数の製品が存在し、製品によって性能はピンキリですので、結局は個別の製品の性能を調べて選ぶことになりますが、ブランドから性能の高さを概ね把握できます。

「ブランド - CPU の選び方」掲載のブランド一覧 にてインテル社と AMD 社それぞれに存在するブランドを掲載しています。

比較的新しいデスクトップパソコン向け CPU に限り、ブランドの立ち位置を性能が高い順に並べると、インテル社のブランドでは Core i9、Core i7、Core i5、Core i3、Pentium、Celeron です。AMD 社のブランドでは、Ryzen 7、Ryzen 5、FX、A シリーズ、Athlon、Sempron です。(2017年10月26時点)

高性能デスクトップパソコンを選ぶなら、インテル社の Core i9、Core i7 で決まりでしたが、AMD 社から Ryzen 7 が登場し Ryzen 7 も加わりました。どれも代表的な高性能ブランドです。

標準的な性能を持つデスクトップパソコンを選ぶなら、インテル社の Core i5、Core i3 や、AMD 社の Ryzen 5、FX、A シリーズが選択の目安です。

低性能なデスクトップパソコンを選ぶなら、インテル社の Pentium、Celeron や AMD 社の Athlon、Sempron が選択の目安です。

CPU 製品の選び方

どのブランドの CPU 製品を選ぶのか決めておく

CPU を選ぶ際は、ブランドだけでなく、ブランドの中の製品を選ぶ必要があります。AMD 社の CPU 製品数は少ないですが、インテル社の CPU 製品数は多いため、まずはブランドに注目し、どのブランドの CPU 製品を選ぶのか決めておく選択が楽になります。

デスクトップパソコン向け CPU 製品一覧

以下は、デスクトップパソコン向け CPU 製品一覧です。 PassMark Software - CPU Benchmark Charts に掲載されているベンチマークスコア Passmark CPU Mark を基に性能が高い順に並べています。ベンチマークによっては性能順が異なります。

ここでは、最も高いベンチマークスコアを出した CPU を 100% とし、他の CPU は最も高いベンチマークスコアを出した CPU と比べて何%のベンチマークスコアを出したのか、その割合も記載しています。Xeon 等の業務用 CPU やベンチマークスコアが出ていない CPU は除いています。

性能比較早見表は、ビッグコアのマイクロアーキテクチャの CPU とスモールコアのマイクロアーキテクチャの CPU に分けています。ビッグコアの方は高性能、高消費電力、高発熱、高コスト、スモールコアの方は低性能、低消費電力、低発熱、低コストという特徴があります。

ベンチマークスコアは、2018年2月13日時点のものです。

デスクトップパソコン向け CPU(ビッグコア)

製品 PassMark
Score
PassMark
Ratio
マイクロ
アーキテクチャ
開発
コードネーム
発売年
Core i9-7980XE 27959 100% Skylake Skylake-X 2017年
Core i9-7960X 26497 94% Skylake Skylake-X 2017年
Core i9-7940X 25084 89% Skylake Skylake-X 2017年
Core i9-7920X 23419 83% Skylake Skylake-X 2017年
Core i9-7900X 22559 80% Skylake Skylake-X 2017年
Ryzen Threadripper 1950X 22099 79% Zen Summit Ridge 2017年
Core i7-7820X 18740 67% Skylake Skylake-X 2017年
Ryzen Threadripper 1920X 17988 64% Zen Summit Ridge 2017年
Core i7-8700K 16151 57% Coffee Lake Coffee Lake-S 2017年
Ryzen Threadripper 1900X 15553 55% Zen Summit Ridge 2017年
Ryzen 7 1800X 15383 55% Zen Summit Ridge 2017年
Core i7-8700 15284 54% Coffee Lake Coffee Lake-S 2017年
Ryzen 7 1700X 14626 52% Zen Summit Ridge 2017年
Core i7-7800X 14533 51% Skylake Skylake-X 2017年
Ryzen 7 1700 13740 49% Zen Summit Ridge 2017年
Ryzen 5 1600X 13316 47% Zen Summit Ridge 2017年
Core i5-8600K 12811 45% Coffee Lake Coffee Lake-S 2017年
Ryzen 5 1600 12308 44% Zen Summit Ridge 2017年
Core i7-7740X 12203 43% Kaby Lake Kaby Lake-X 2017年
Core i7-7700K 12079 43% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Core i5-8400 11737 41% Coffee Lake Coffee Lake-S 2017年
Core i7-6700K 11111 39% Skylake Skylake-S 2015年
Core i7-7700 10791 38% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Ryzen 5 1500X 10439 37% Zen Summit Ridge 2017年
Core i7-6700 10038 35% Skylake Skylake-S 2015年
Ryzen 5 2400G 9623 34% Zen Raven Ridge 2017年
Core i5-7640X 9222 32% Kaby Lake Kaby Lake-X 2017年
Core i7-7700T 9189 32% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Core i3-8350K 9170 32% Coffee Lake Coffee Lake-S 2017年
Core i5-7600K 9162 32% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Core i7-6700T 9048 32% Skylake Skylake-S 2015年
Core i5-7600 8892 31% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Ryzen 5 1400 8406 30% Zen Summit Ridge 2017年
Ryzen 3 2200G 8184 29% Zen Raven Ridge 2017年
Core i5-7600T 8163 29% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Core i5-7500 8100 28% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Core i5-6600K 8037 28% Skylake Skylake-S 2015年
Core i5-6600 7757 27% Skylake Skylake-S 2015年
Ryzen 3 1300X 7450 26% Zen Summit Ridge 2017年
Core i5-7400 7414 26% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Core i5-6402P 7403 26% Skylake Skylake-S 2015年
Core i5-6600T 7299 26% Skylake Skylake-S 2015年
Core i5-6500 7228 25% Skylake Skylake-S 2015年
Core i5-7500T 7156 25% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Ryzen 3 1200 6803 24% Zen Summit Ridge 2017年
Core i5-6400 6753 24% Skylake Skylake-S 2015年
Core i3-7350K 6716 24% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Core i5-7400T 6583 23% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Core i3-7320 6526 23% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Core i3-7300 6442 23% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Core i5-6500T 6212 22% Skylake Skylake-S 2015年
Core i3-6320 6049 21% Skylake Skylake-S 2015年
Core i3-6300 5852 20% Skylake Skylake-S 2015年
Core i3-7100 5840 20% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
A10-7890K 5744 20% Steamroller Godavari 2014年
A12-9800 5601 20% Excavator Bristol Ridge 2015年
Core i5-6400T 5588 19% Skylake Skylake-S 2015年
Athlon X4 880K 5587 19% Steamroller Godavari 2014年
Core i3-6098P 5538 19% Skylake Skylake-S 2015年
Core i3-6100 5495 19% Skylake Skylake-S 2015年
A10-7870K 5490 19% Steamroller Godavari 2014年
A10-7850K 5486 19% Steamroller Kaveri 2014年
A8-8650 5481 19% Steamroller Godavari 2014年
Athlon X4 860K 5457 19% Steamroller Kaveri 2014年
Athlon X4 845 5441 19% Excavator Carrizo 2015年
Athlon X4 950 5384 19% Excavator Bristol Ridge 2015年
Core i3-7300T 5366 19% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Athlon X4 870K 5312 18% Steamroller Godavari 2014年
Core i3-6300T 5236 18% Skylake Skylake-S 2015年
Pentium G4600 5206 18% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
A10-9700 5204 18% Excavator Bristol Ridge 2015年
Pentium G4620 5194 18% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
A10-8750 5146 18% Steamroller Godavari 2014年
A10-7700K 5140 18% Steamroller Kaveri 2014年
A8-7600 5111 18% Steamroller Kaveri 2014年
A10-7860K 5098 18% Steamroller Godavari 2014年
A12-9800E 5077 18% Excavator Bristol Ridge 2015年
A8-7670K 5075 18% Steamroller Godavari 2014年
Core i3-7100T 5057 18% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Athlon X4 840 5029 17% Steamroller Kaveri 2014年
A10-7800 5017 17% Steamroller Kaveri 2014年
A8-9600 4984 17% Excavator Bristol Ridge 2015年
A10-9700E 4972 17% Excavator Bristol Ridge 2015年
Pentium G4560 4914 17% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
A8-7650K 4911 17% Steamroller Kaveri 2014年
Core i3-6100T 4830 17% Skylake Skylake-S 2015年
FX-770K 4755 17% Steamroller Kaveri 2014年
Pentium G4600T 4328 15% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Pentium G4520 4195 15% Skylake Skylake-S 2015年
Pentium G4560T 4137 14% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Pentium G4500 3793 13% Skylake Skylake-S 2015年
Pentium G4400 3579 12% Skylake Skylake-S 2015年
Pentium G4500T 3471 12% Skylake Skylake-S 2015年
Celeron G3920 3412 12% Skylake Skylake-S 2015年
Celeron G3950 3334 11% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Pentium G4400T 3248 11% Skylake Skylake-S 2015年
A6-9500 3187 11% Excavator Bristol Ridge 2015年
A6-8550 3104 11% Steamroller Godavari 2014年
Celeron G3930 3077 11% Kaby Lake Kaby Lake-S 2017年
Celeron G3900 3055 10% Skylake Skylake-S 2015年
Celeron G3900T 2902 10% Skylake Skylake-S 2015年
A6-7470K 2839 10% Steamroller Godavari 2014年
A6-7400K 2788 9% Steamroller Kaveri 2014年


デスクトップパソコン向け CPU(スモールコア)

製品 PassMark
Score
PassMark
Ratio
マイクロ
アーキテクチャ
開発
コードネーム
発売年
Athlon 5370 2877 10% Jaguar Kabini 2013年
Athlon 5350 2595 9% Jaguar Kabini 2013年
Pentium J4205 2298 8% Goldmont Apollo Lake 2016年
Celeron J3455 2138 7% Goldmont Apollo Lake 2016年
Athlon 5150 2092 7% Jaguar Kabini 2013年
Pentium J3710 1994 7% Airmont Braswell 2015年
Celeron J3160 1801 6% Airmont Braswell 2015年
Sempron 3850 1704 6% Jaguar Kabini 2013年
Celeron J3355 1291 4% Goldmont Apollo Lake 2016年
Celeron J3060 980 3% Airmont Braswell 2015年
Sempron 2650 941 3% Jaguar Kabini 2013年

最高性能を求めるなら Core i9、Ryzen Threadripper

インテル社の Core i9、AMD 社の Ryzen Threadripper それぞれに複数の製品があり製品によって性能差が大きいですが、Core i9 や Ryzen Threadripper は 予算度外視で最高の性能を得たい方に向いています。非常に性能が高いですが価格も非常に高いです。予算も考慮しながら高性能 CPU を選びたいなら、Core i9 や Ryzen Threadripper は避ける方が良いです。

高い性能を必要とするなら Core i7、Ryzen 7

インテル社の Core i7、AMD 社の Ryzen 7 は、Core i9 や Ryzen Threadripper と比べたら性能は劣りますが優れた性能を持ちます。動画編集や画像編集、PC ゲームのプレイ等、デスクトップパソコンに高い性能が求められる作業を行いたいときは、 Core i7 や Ryzen 7 が選択の目安です。

技術進歩により性能が随分と向上した今では、インテル社の Core i5、AMD 社の Ryzen 5 を選ぶのも良いくらいです。デスクトップパソコンを動画編集や画像編集、PC ゲームのプレイ等に使う場合でもおすすめできるほど性能が高いです。自分にとって Core i5 や Ryzen 5 の性能でも十分そうなら選ぶと良いです。性能と価格とのバランスに優れており予算を抑えられます。

デスクトップパソコンの用途が漠然としているなら Core i5、Ryzen 5

デスクトップパソコンの用途が漠然としている場合でも、Core i5 や Ryzen 5 を選択の目安にすると良いです。もし高い性能を必要とする用途にデスクトップパソコンを使うことになっても、Core i5 や Ryzen 5 でも十分な可能性が高いです。

高い性能が不要なら Core i3、Ryzen 3

インテル社の Core i3、AMD 社の Ryzen 3 は、デスクトップパソコンを日常用途やビジネス用途に使うので高い性能を必要としない人に向いています。CPU 全体の中では性能が低い方ですが、インターネットやメール等、高い負荷がかからない作業であれば十分快適に使えます。

価格の安さを重視するなら Pentium、Celeron、Ryzen シリーズ以外

インテル社の Pentium、Celeron、AMD 社の Ryzen シリーズ以外のブランドは、性能を犠牲にしてでも価格を抑えてデスクトップパソコンを買いたい人に向いています。十分と感じる性能の高さは人それぞれですが、デスクトップパソコンを日常用途やビジネス用途に使うなら大きな不満を感じるほど性能が低くありません。これで十分と感じる人が結構多いと思われます。できるだけデスクトップパソコンを安く買いたいなら、Pentium、Celeron、Ryzen シリーズ以外を選択の目安にすると良いです。

CPU 仕様の見方

仕様は参考程度に見ておくで十分

デスクトップパソコンの仕様には、搭載されている CPU のブランド名やプロセッサー・ナンバー、またはモデル・ナンバーだけでなく、CPU のクロック周波数等の仕様についても記載されている場合が多いです。

昔は、CPU は主にクロック周波数で性能の高さが決まっていたため、CPU の仕様を見れば性能比較できましたが、今はクロック周波数だけでなくコア数等、性能の高さを決める要素が多く、CPU の仕様を見て性能比較するのは難しいです。

そのため、CPU の仕様は参考程度に見ておけば十分です。以下は、デスクトップパソコンの仕様に記載されている場合が多い CPU の仕様です。

仕様 特徴
コア数 ・コアは処理を担う中枢部分であり、コア数が多いほど性能が高い
スレッド数 ・仮想的に存在するコア数で、スレッド数が多いほど性能が高い
・通常は1コア1スレッドであり、物理的なコア数とスレッド数(仮想的に存在するコア数)は同じ
・1コア2スレッドであれば、物理的なコア数は1、仮想的なコア数は2
・スレッド数が同じでも、物理的なコアが多い方が性能が高い
クロック周波数 ・クロック周波数が高いほど性能が高い
キャッシュメモリー
容量
・キャッシュメモリーの容量が大きいほど性能が高い

CPU のコア数の見方

コアは処理を担う中枢部分です。CPU はコア数を増やして性能向上を果たしてきた歴史があり、人間に例えると頭数を増やして作業の生産性を向上させるという事です。

CPU は、コア数に応じて以下のように呼ばれます。

名称 コア数
シングルコア CPU 1
デュアルコア CPU 2
トリプルコア CPU 3
クアッドコア CPU 4
ヘキサコア CPU 6
オクタルコア CPU 8

2015年3月3日時点では、フラッグシップクラスの CPU のコア数は4〜8個、ハイスペッククラスの CPU のコア数は4個、スタンダードクラスの CPU のコア数は2〜4個、エントリークラスの CPU のコア数は2個の製品が多いです。

性能の高さを重視しなければコア数は2個もあれば十分ですが、性能の高さを重視するならコア数は4個以上欲しいです。

CPU スレッド数の見方

CPU のスレッド数は、どれだけの数の処理を同時に進められるかを示します。通常の CPU は、1つのコアで進められる処理は1スレッドですので、コア数が2個の CPU なら2スレッドになります。

インテル社では、ハイパースレッディング・テクノロジーと呼ばれる技術を開発し、この技術に対応した CPU では、1つのコアで複数の処理を進められるようになります。CPU はハイパースレッディング・テクノロジーに対応すると、性能は約20%程度向上します。

今のところ、1コアあたり2スレッド数が限度になっていますので、スレッド数は多くてもコア数の2倍となります。また、スレッド数は仮想的なコア数として扱われますが、同じコア数で比較するなら物理的なコア数が多い方が高性能です。(コア数以外の仕様は同じとする。)

例えば、2コア4スレッド(仮想的コア数4だが、物理的コア数2)よりも、4コア4スレッド(物理的コア数4)の方が性能が高いです。 インテル社の CPU では、高性能 CPU はハイパースレッディング・テクノロジーに対応しており、低性能 CPU はハイパースレッディング・テクノロジー非対応です。そのため、性能が高い CPU を選べば、ハイパースレッディング・テクノロジーに対応した製品を選ぶ事になります。

クロック周波数の見方

クロック周波数は、1秒間における処理回数を示します。CPU はクロック周波数が高いほど性能が高いです。

昔は、CPU はクロック周波数だけで性能比較できましたが、今はコア数等、他にも性能の高さを決める要素があるため、クロック周波数だけで性能比較するのは難しいです。クロック周波数以外の仕様が同じなら性能比較できます。

CPU には、一部のコアに負荷が集中したら、そのコアのクロック周波数を上昇させる機能に対応している製品があります。このような機能は、インテル社の CPU ではターボ・ブースト・テクノロジー、AMD 社の CPU ではコア・ブースト・テクノロジーと呼ばれます。 性能の高さを重視するなら、クロック周波数が高いだけでなく、クロック周波数を上昇させる機能に対応している CPU を選ぶのがおすすめです。

キャッシュメモリー容量の見方

キャッシュメモリーは、CPU 内部にあるメモリーです。CPU はメインメモリーとデータをやり取りしますが、やり取りする頻度が高いデータはキャッシュメモリーに一時的に保存しておきます。こうする事で、キャッシュメモリーはメインメモリーよりもデータ読み書き速度が速いので、処理速度が向上します。

性能が高い CPU ほどキャッシュメモリー容量が大きく、低性能 CPU と比べると容量の差は小さいですが、小さいキャッシュメモリー容量の差が性能の高さに結構影響してきます。

性能の高さを重視するなら、キャッシュメモリー容量が大きい CPU を選ぶのがおすすめです。

キャッシュメモリー容量は、多層構造になっており、上から1次キャッシュ(L1キャッシュ)、2次キャッシュ(L2キャッシュ)、3次キャッシュ(L3キャッシュ)と呼ばれます。CPU によって階層数が異なりますが、性能が高い CPU ほど階層数が多いです。

CPU の仕様には、最下層のキャッシュメモリー容量のみ記載されている場合が多いです。最下層以外のキャッシュメモリー容量も記載されている場合もありますが、最下層以外のキャッシュメモリー容量は差があっても僅かな差しかないため、比較で重要になるのは最下層のキャッシュメモリー容量です。

その理由は、上層のキャッシュメモリー容量を大きくすると逆にデメリットになり性能向上につながらないため、最下層のキャッシュメモリー容量の大きさを調整して、性能の差別化が行われているためです。


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