CPU - デスクトップパソコンの選び方

最終更新日 2017年06月20日

CPU の選び方

高性能 CPU を選ぶなら、デスクトップパソコンのタイプも考慮して選ぶ必要あり

CPU の選択は、デスクトップパソコンのタイプの選択と密接に関わってきます。なぜなら、デスクトップパソコンはタイプによってサイズが異なりますが、サイズが小さいほど内部スペースが狭く、搭載可能な CPU の性能の上限が低いからです。

その理由は様々ありますが、最大の理由は CPU は性能が高いほど発熱量が大きく、サイズが小さいと内部スペースが狭く放熱性が低いため、高性能 CPU を搭載すると CPU の温度が正常な範囲を超えてしまうからです。

最近の CPU は、温度が正常な範囲を超えたら、温度が下がるよう CPU にかかる負荷が自動的に小さくなりますが、同時に処理速度が落ちる事になります。そのため、無理して高性能な CPU を搭載しても、本来の性能を発揮できません。

デスクトップパソコンのタイプと搭載可能な CPU の TDP

CPU の発熱量の大きさは TDP(Thermal Design Power)で表されており、性能が高いほど TDP が大きいです。デスクトップパソコンの各タイプごとの搭載可能な CPU の TDP について簡易にまとめると、以下のようになります。

タワー型 内部スペースが非常に広く放熱性が高いため、TDP が大きい CPU から小さい CPU まで搭載可能
省スペース型 内部スペースが広く放熱性が高いため、TDP が大きい CPU から小さい CPU まで搭載可能だが、タワー型より内部スペースが狭く放熱性が劣るため、搭載可能な CPU の TDP の上限はタワー型より低い
キューブ型 内部スペースが狭く放熱性が低いため、TDP が小さい CPU を搭載可能だが、サイズが大きめのキューブ型なら、搭載可能な CPU の TDP の上限はタワー型より低いが、TDP が大きい CPU を搭載可能
一体型 内部スペースが狭く放熱性が低いため、TDP が小さい CPU を搭載可能
コンパクト型 内部スペースが狭く放熱性が低いため、TDP が小さい CPU を搭載可能
スティック型 内部スペースが狭く放熱性が低いため、TDP が小さい CPU を搭載可能

最も TDP による搭載可能 CPU の制限を受けないのはサイズが大きいタワー型です。CPU 性能の高さを重視し、サイズが小さい必要が無ければタワー型を選ぶのがベストです。サイズの小ささも重視する場合は、省スペース型を選ぶと良いです。

放熱性が低いキューブ型や一体型、コンパクト型、スティック型を選ぶ際は、高性能モデルであっても搭載される CPU は、TDP が小さい CPU の中で性能が高い CPU となりますので、TDP が大きく性能が高い CPU を搭載するタワー型や省スペース型の高性能モデルの性能と比べると、性能は大きく劣る事を認識しておく必要があります。

サイズが大きめのキューブ型なら放熱性が高いため、TDP が大きく性能が高い CPU 搭載モデルがあります。しかし、タワー型よりはサイズは小さいですが、結構サイズが大きくなりますので、設置スペースを抑えられるというメリットは小さくなります。

ノートパソコン用途向け CPU 搭載モデルがある

CPU は、大別するとデスクトップパソコン用途向け、ノートパソコン用途向け、タブレット PC 用途向けに分かれます。

デスクトップパソコンには、基本的にデスクトップパソコン用途向け CPU が搭載されますが、一体型等のサイズが小さく内部スペースが狭いデスクトップパソコンでは、ノートパソコン用途向け CPU が搭載されているモデルがあります。

その理由は、ノートパソコン用途向けの CPU は、全体的に発熱量が小さく、サイズが小さく内部スペースが狭いデスクトップパソコンにも適しているためです。

デスクトップパソコン用途向け CPU とノートパソコン用途向け CPU の両者を考慮して選び方について記載すると長くなってしまうため、ここではデスクトップパソコン用途向け CPU に限って選び方について記載します。

ノートパソコン用途向け CPU の選び方に関しては、CPU - ノートパソコンの選び方にて記載しています。

CPU に予算をかけすぎない

CPU は、パソコンの性能の高さを決める重要な PC パーツであり、さらに後に交換してアップグレードさせる事が難しいため、どうしてもできるだけ性能が高い CPU を選んでしまいがちです。しかし、パソコンの作業内容によっては、CPU 以外の PC パーツも重要になってきます。

例えば、PC ゲームは、ゲームの内容にもよりますが、CPU の性能が十分高くても、性能の高いビデオカードが無いと、最悪プレイさえできない事があります。また、動画や画像編集作業では、性能の高いディスプレイがないと、精度の高い編集作業が行えない場合があります。

このように、幾ら性能の高い CPU があっても、他の PC パーツの性能が低ければ、CPU の性能を活かした作業ができません。予算に余裕があればより性能の高い CPU を選びたいところですが、他の PC パーツも十分予算をかけているか確認する事が望ましいです。

CPU アップグレードキャンペーン

BTO カスタマイズに対応したモデルの場合、メーカー直販ショップやパソコンショップでは、CPU のアップグレードに対しキャンペーンを実施している事がよくあります。

通常よりお得な価格で高性能な CPU を搭載したパソコンを選択できますので、キャンペーンにも注目しておきたいです。

CPU メーカーの選び方

主要 CPU 製造メーカーは、インテル社と AMD 社

デスクトップパソコン用の CPU の製造メーカーには、主にインテル社と AMD 社があります。この2社が大半のシェアを占めていますので、デスクトップパソコンを購入する際は、インテル社の CPU 搭載モデルか AMD 社の CPU 搭載モデルを選ぶ事になります。

インテル社 CPU 搭載デスクトップパソコンが多い

かつては、インテル社の CPU 搭載モデルと AMD 社の CPU 搭載モデルが、半々の割合で見られた時期がありましたが、現状ではインテル社の CPU が優勢であり、インテル社の CPU を搭載したモデルが多いです。

シェアを引っくり返すほどの技術革新が起きれば、AMD 社の CPU 搭載モデルが多くなる可能性がありますが、CPU の性能が底上げされた今、単に性能を上げるだけでなく、何か新しい使い方が生まれるのにつながる技術革新が必要で、これを実現するのはかなり難しいと思われますので、今後しばらくはインテル社 CPU 搭載のデスクトップパソコンが多い傾向が続くと思われます。

基本的に、どちらのメーカーを選んでも問題ない

両者のメーカーは競合しており、強みは異なりますが、通常の使用用途の範囲であれば、一方のメーカーの CPU だと、あるソフトウェアや周辺機器が使えなくなるといった事はないですので、どちらのメーカーの CPU を選んでも問題ありません。

ただし、CPU が持つメーカー特有の機能を活用したソフトウェアを開発したい等、どちらかのメーカーでなければ困る特殊な使用用途であれば、どちらの CPU のメーカーを選ぶのか決める必要があります。

AMD 社の CPU は安い傾向あり

同じくらいの性能の CPU で比較すると、インテル社より AMD 社の CPU の方が安い事があります。その理由の一つは、国内では圧倒的なシェアを持つインテル社に対抗するために、価格で勝負してるからと考えられます。

AMD 社の CPU を選ぶと、よりコストパフォーマンスに優れたパソコンを購入できる可能性があります。しかし、国内ではインテル社の CPU のシェアが多く、AMD 社の CPU 搭載パソコンが少ないため、ショップによってはインテル社の CPU 搭載パソコンを選ばざるを得ない状況であり、AMD 社の CPU にこだわると選択肢が狭まってしまうため、無理に AMD 社の CPU にこだわって選ばない方が良いです。

ブランドの選び方

CPU のブランドとは、製品の名称です。同じブランドには多数の製品が存在し、製品によって性能はピンキリですので、結局は個別の製品の性能を調べて選ぶことになりますが、ブランドから性能の高さを概ね把握できます。

「ブランド - CPU の選び方」掲載のブランド一覧 にてインテル社と AMD 社それぞれに存在するブランドを掲載しています。

比較的新しいデスクトップパソコン向け CPU に限り、ブランドの立ち位置を性能が高い順に並べると、インテル社のブランドでは Core i7、Core i5、Core i3、Pentium、Celeron です。AMD 社のブランドでは、Ryzen 7、Ryzen 5、FX、A シリーズ、Athlon、Sempron です。(2017年6月20時点)

高性能デスクトップパソコンを選ぶなら、インテル社の Core i7 で決まりでしたが、AMD 社から Ryzen 7 が登場し Ryzen 7 も加わりました。どちらも代表的な高性能ブランドです。

標準的な性能を持つデスクトップパソコンを選ぶなら、インテル社の Core i5、Core i3 や、AMD 社の Ryzen 5、FX、A シリーズが選択の目安です。

低性能なデスクトップパソコンを選ぶなら、インテル社の Pentium、Celeron や AMD 社の Athlon、Sempron が選択の目安です。

CPU 製品の選び方

どのブランドの CPU 製品を選ぶのか決めておく

CPU を選ぶ際は、ブランドだけでなく、ブランドの中の製品を選ぶ必要があります。AMD 社の CPU 製品数は少ないですが、インテル社の CPU 製品数は多いため、まずはブランドに注目し、どのブランドの CPU 製品を選ぶのか決めておく選択が楽になります。

デスクトップパソコン向け CPU 製品一覧

以下は、デスクトップパソコン向け CPU 製品一覧です。性能が高い順に並べ、さらに性能別に上からフラッグシップクラス、ハイスペッククラス、スタンダードクラス、エントリークラスと大まかに4つ分けています。さらに性能と比例するようにランクごとに分けており、例えばランク20の CPU の性能は、ランク10の CPU の2倍です。

同じランクに複数のマイクロアーキテクチャの CPU が混在した場合、基本的に新しいマイクロアーキテクチャが上となるように並べています。ほぼ同時期に発売開始されたマイクロアーキテクチャの CPU が混在した場合は、主にデスクトップパソコン向けとしているマイクロアーキテクチャが上となるように並べています。

インテル社 CPU 製品(ビッグコア)

  ランク 製品 マイクロアーキテクチャ
- 開発コードネーム
(発売開始時期)(※)
フラッグ
シップ
50 - -
49 - -
48 - -
47 Core i9-7900X Skylake - Skylake-X(2017年)
46 - -
45 - -
44 Core i7-6950X Broadwell-Broadwell-E(2016年)
43 - -
42 - -
41 Core i7-7820X Skylake - Skylake-X(2017年)
40 - -
39 - -
38 - -
37 Core i7-6900K Broadwell-Broadwell-E(2016年)
36 - -
35 - -
34 Core i7-5960X
Haswell - Haswell-E (2013年)
33 - -
32 - -
31 Core i7-7800X Skylake - Skylake-X(2017年)
30 Core i7-6850K Broadwell-Broadwell-E(2016年)
29 Core i7-6800K Broadwell-Broadwell-E(2016年)
Core i7-5930K Haswell - Haswell-E (2013年)
28 - -
27 Core i7-7740X Kaby Lake - Kaby Lake-X(2017年)
Core i7-5820K Haswell - Haswell-E (2013年)
26 Core i7-7700K Kaby Lake - Kaby Lake-S (2017年)
25 -
-
ハイ
スペック
24 Core i7 6700K Skylake - Skylake-S(2015年)
Core i7-4790K Haswell - Haswell-DT (2013年)
23 Core i7-7700 Kaby Lake - Kaby Lake-S (2017年)
22 Core i7-6785R Skylake - Skylake-H(2015年)
Core i7-5775R
Core i7-5775C
Broadwell - Broadwell-H (2014年)
Core i7-4790
Core i7-4771
Core i7-4770K
Haswell - Haswell-DT (2013年)
Core i7-4770R Haswell - Haswell-H (2013年)
21 Core i5-7640X Kaby Lake - Kaby Lake-X(2017年)
Core i7-7700T Kaby Lake - Kaby Lake-S (2017年)
Core i7-6700 Skylake - Skylake-S(2015年)
Core i7-4770
Core i7-4790S
Core i7-4770S
Haswell - Haswell-DT (2013年)
20 Core i5-7600K Kaby Lake - Kaby Lake-S (2017年)
Core i7-6700T Skylake - Skylake-S(2015年)
Core i7-4790T Haswell - Haswell-DT (2013年)
19 Core i5-7600 Kaby Lake - Kaby Lake-S (2017年)
Core i7-4770T Haswell - Haswell-DT (2013年)
18 Core i5-7600T
Core i5-7500
Kaby Lake - Kaby Lake-S (2017年)
スタン
ダード
17 Core i5 6600K Skylake - Skylake-S(2015年)
Core i5-4690K
Core i5-4690
Core i5-4670K
Core i5-4690S
Core i7-4785T
Haswell - Haswell-DT (2013年)
16 Core i5-7400
Core i5-7500T
Kaby Lake - Kaby Lake-S (2017年)
Core i5 6600
Core i5 6600T
Skylake - Skylake-S(2015年)
Core i5-6685R Skylake - Skylake-H(2015年)
Core i5-5675C
Core i5-5675R
Broadwell - Broadwell-H (2014年)
Core i5-4670
Core i5-4590
Core i5-4670S
Core i5-4590S
Core i5-4570
Core i7-4765T
Haswell - Haswell-DT (2013年)
Core i5-4670R Haswell - Haswell-H (2013年)
15 Core i5-7400T Kaby Lake - Kaby Lake-S (2017年)
Core i5 6500
Core i5-6402P
Core i5 6400
Skylake - Skylake-S(2015年)
Core i5-6585R Skylake - Skylake-H(2015年)
Core i5-5575R Broadwell - Broadwell-H (2014年)
Core i5-4570S
Core i5-4690T
Core i5-4460S
Core i5-4460
Core i5-4440
Haswell - Haswell-DT (2013年)
Core i5-4570R Haswell - Haswell-H (2013年)
14 Core i3-7350K
Core i3-7320
Core i3-7300
Kaby Lake - Kaby Lake-S (2017年)
Core i5 6500T Skylake - Skylake-S(2015年)
Core i5-4440S
Core i5-4670T
Core i5-4430
Haswell - Haswell-DT (2013年)
13 Core i3-7100 Kaby Lake - Kaby Lake-S (2017年)
Core i5 6400T
Core i3-6320
Core i3-6300
Skylake - Skylake-S(2015年)
Core i5-4430S
Core i5-4590T
Core i3-4370
Haswell - Haswell-DT (2013年)
12 Core i3-7300T
Core i3-7100T
Kaby Lake - Kaby Lake-S (2017年)
Core i3-6100
Core i3-6098P
Skylake - Skylake-S(2015年)
Core i3-4360
Core i3-4170
Core i3-4350
Core i3-4340
Core i3-4160
Core i3-4330
Haswell - Haswell-DT (2013年)
11 Pentium G4620
Pentium G4600
Pentium G4560
Kaby Lake - Kaby Lake-S (2017年)
Core i3-6300T
Core i3-6100T
Skylake - Skylake-S(2015年)
Core i5-4460T
Core i5-4570T
Core i3-4150
Core i3-4130
Core i3-4370T
Core i3-4360T
Haswell - Haswell-DT (2013年)
10 Core i3-4170T
Core i3-4350T
Core i3-4160T
Core i3-4330T
Core i3-4150T
Core i3-4130T
Haswell - Haswell-DT (2013年)
エントリー 9 Pentium G4600T
Pentium G4560T
Celeron G3950
Celeron G3930
Kaby Lake - Kaby Lake-S (2017年)
Pentium G4520
Pentium G4500
Pentium G4400
Skylake - Skylake-S(2015年)
Pentium G3470
Pentium G3460
Pentium G3450
Pentium G3440
Pentium G3430
Haswell - Haswell-DT (2013年)
8 Celeron G3930T Kaby Lake - Kaby Lake-S (2017年)
Pentium G4500T
Pentium G4400T
Celeron G3920
Celeron G3900
Celeron G3900T
Skylake - Skylake-S(2015年)
Pentium G3420
Pentium G3260
Pentium G3258
Pentium G3250
Pentium G3240
Pentium G3220
Pentium G3460T
Pentium G3450T
Pentium G3440T
Haswell - Haswell-DT (2013年)
7 Pentium G3420T
Pentium G3260T
Pentium G3250T
Pentium G3240T
Pentium G3220T
Celeron G1850
Celeron G1840
Celeron G1830
Celeron G1820
Haswell - Haswell-DT (2013年)
6 Celeron G1840T
Celeron G1820T
Haswell - Haswell-DT (2013年)
5 - -
4 - -
3 - -
2 - -
1 - -
(※)マイクロアーキテクチャを採用した CPU の発売が開始された年度

インテル社 CPU 製品(スモールコア)

  ランク 製品 マイクロアーキテクチャ
- 開発コードネーム
(発売開始時期)(※)
エントリー 7 - -
6 Pentium J4205 Goldmont - Apollo Lake (2016年)
Pentium J3710 Airmont - Braswell (2015年)
Pentium J2900 Silvermont - Bay Trail-D (2013年)
5 Celeron J3455 Goldmont - Apollo Lake (2016年)
Celeron J3160 Airmont - Braswell (2015年)
Pentium J2850
Celeron J1900
Celeron J1850
Silvermont - Bay Trail-D (2013年)
4 Celeron J3355 Goldmont - Apollo Lake (2016年)
Celeron J3060 Airmont - Braswell (2015年)
Celeron J1800
Celeron J1750
Silvermont - Bay Trail-D (2013年)
3 - -
2 - -
1 - -
(※)マイクロアーキテクチャを採用した CPU の発売が開始された年度

AMD 社 CPU 製品(ビッグコア)

  ランク 製品 マイクロアーキテクチャ
- 開発コードネーム
(発売開始時期)(※)
フラッグ
シップ
35 - -
34 - -
33 - -
32 Ryzen 7 1800X Zen - Summit Ridge (2017年)
31 Ryzen 7 1700X Zen - Summit Ridge (2017年)
30 - -
29 Ryzen 7 1700 Zen - Summit Ridge (2017年)
28 Ryzen 5 1600X
Ryzen 5 1600
Zen - Summit Ridge (2017年)
27 - -
26 - -
25 - -
ハイ
スペック
24 - -
23 Ryzen 5 1500X Zen - Summit Ridge (2017年)
22 - -
21 - -
20 - -
19 Ryzen 5 1400 Zen - Summit Ridge (2017年)
18 - -
スタン
ダード
17 - -
16 - -
15 - -
14 - -
13 A12-9800
A10-9700
Excavator - Bristol Ridge (2015年)
A10-7890K
A10-7870K
Steamroller - Godavari (2014年)
A10-7850K
A10-7800
Athlon X4 860K
Steamroller - Kaveri (2014年)
12 A12-9800E
A10-9700E
A8-9600
Excavator - Bristol Ridge (2015年)
Athlon X4 845 Excavator - Carrizo (2015年)
A10-7860K
A8-7670K
Athlon X4 880K
Athlon X4 870K
Steamroller - Godavari (2014年)
A10-7700K
A8-7650K
A8-7600
Steamroller - Kaveri (2014年)
11 FX-770K
Athlon X4 840
Steamroller - Kaveri (2014年)
10 - -
エントリー 9 -
-
8 A6-9500 Excavator - Bristol Ridge (2015年)
A6-7470K Steamroller - Godavari (2014年)
A6-7400K
Athlon X2 450
Steamroller - Kaveri (2014年)
7 A6-9500E Excavator - Bristol Ridge (2015年)
6 - -
5 - -
4 - -
3 - -
2 - -
1 - -
(※)マイクロアーキテクチャを採用した CPU の発売が開始された年度

AMD 社 CPU 製品(スモールコア)

  ランク 製品 マイクロアーキテクチャ
- 開発コードネーム
(発売開始時期)(※)
エントリー 9 -
-
8 -
-
7 Athlon 5370
Athlon 5350
Jaguar - Kabini (2013年)
6 Athlon 5150 Jaguar - Kabini (2013年)
5 Sempron 3850 Jaguar - Kabini (2013年)
4 - -
3 Sempron 2650 Jaguar - Kabini (2013年)
2 - -
1 - -
(※)マイクロアーキテクチャを採用した CPU の発売が開始された年度

最高性能を求めるならフラッグシップクラス

フラッグシップクラスの CPU 製品は、予算度外視で最高の性能を得たい方に向いています。非常に性能が高いですが、価格も非常に高いですので、高い性能を必要とする場合でも、無理に選ぶ必要はありません。

高い性能を必要とするならハイスペッククラス

ハイスペッククラスの CPU 製品は、フラッグシップクラスの CPU 製品と比べたら性能は劣りますが、優れた性能を持ちます。

動画編集や画像編集、PC ゲームのプレイ等、パソコンに高い性能が求められる作業を行いたいときは、ハイスペッククラスの CPU 製品の選択が望ましいです。

無難な選択はスタンダードクラス

スタンダードクラスの CPU 製品は、性能と価格とのバランスに優れています。ハイスペッククラスの CPU 製品と比べたら性能は劣りますが、動画編集や画像編集、PC ゲームのプレイ等もこなせる性能があります。

デスクトップパソコンの使用目的が漠然としている場合は、スタンダードクラスの CPU 製品を選択の目安にすると良いです。

安さを重視するならエントリークラス

性能を犠牲にしてでも価格を抑えたい方は、エントリークラスの CPU 製品を選ぶと良いです。性能は低いですが、インターネットやメール等、高い負荷がかからない作業であれば、十分快適に使えます。

CPU 仕様の見方

仕様は参考程度に見ておくで十分

デスクトップパソコンの仕様には、搭載されている CPU のブランド名やプロセッサー・ナンバー、またはモデル・ナンバーだけでなく、CPU のクロック周波数等の仕様についても記載されている場合が多いです。

昔は、CPU は主にクロック周波数で性能の高さが決まっていたため、CPU の仕様を見れば性能比較できましたが、今はクロック周波数だけでなくコア数等、性能の高さを決める要素が多く、CPU の仕様を見て性能比較するのは難しいです。

そのため、CPU の仕様は参考程度に見ておけば十分です。以下は、デスクトップパソコンの仕様に記載されている場合が多い CPU の仕様です。

仕様 特徴
コア数 ・コアは処理を担う中枢部分であり、コア数が多いほど性能が高い
スレッド数 ・仮想的に存在するコア数で、スレッド数が多いほど性能が高い
・通常は1コア1スレッドであり、物理的なコア数とスレッド数(仮想的に存在するコア数)は同じ
・1コア2スレッドであれば、物理的なコア数は1、仮想的なコア数は2
・スレッド数が同じでも、物理的なコアが多い方が性能が高い
クロック周波数 ・クロック周波数が高いほど性能が高い
キャッシュメモリー
容量
・キャッシュメモリーの容量が大きいほど性能が高い

CPU のコア数の見方

コアは処理を担う中枢部分です。CPU はコア数を増やして性能向上を果たしてきた歴史があり、人間に例えると頭数を増やして作業の生産性を向上させるという事です。

CPU は、コア数に応じて以下のように呼ばれます。

名称 コア数
シングルコア CPU 1
デュアルコア CPU 2
トリプルコア CPU 3
クアッドコア CPU 4
ヘキサコア CPU 6
オクタルコア CPU 8

2015年3月3日時点では、フラッグシップクラスの CPU のコア数は4〜8個、ハイスペッククラスの CPU のコア数は4個、スタンダードクラスの CPU のコア数は2〜4個、エントリークラスの CPU のコア数は2個の製品が多いです。

性能の高さを重視しなければコア数は2個もあれば十分ですが、性能の高さを重視するならコア数は4個以上欲しいです。

CPU スレッド数の見方

CPU のスレッド数は、どれだけの数の処理を同時に進められるかを示します。通常の CPU は、1つのコアで進められる処理は1スレッドですので、コア数が2個の CPU なら2スレッドになります。

インテル社では、ハイパースレッディング・テクノロジーと呼ばれる技術を開発し、この技術に対応した CPU では、1つのコアで複数の処理を進められるようになります。CPU はハイパースレッディング・テクノロジーに対応すると、性能は約20%程度向上します。

今のところ、1コアあたり2スレッド数が限度になっていますので、スレッド数は多くてもコア数の2倍となります。また、スレッド数は仮想的なコア数として扱われますが、同じコア数で比較するなら物理的なコア数が多い方が高性能です。(コア数以外の仕様は同じとする。)

例えば、2コア4スレッド(仮想的コア数4だが、物理的コア数2)よりも、4コア4スレッド(物理的コア数4)の方が性能が高いです。 インテル社の CPU では、高性能 CPU はハイパースレッディング・テクノロジーに対応しており、低性能 CPU はハイパースレッディング・テクノロジー非対応です。そのため、性能が高い CPU を選べば、ハイパースレッディング・テクノロジーに対応した製品を選ぶ事になります。

クロック周波数の見方

クロック周波数は、1秒間における処理回数を示します。CPU はクロック周波数が高いほど性能が高いです。

昔は、CPU はクロック周波数だけで性能比較できましたが、今はコア数等、他にも性能の高さを決める要素があるため、クロック周波数だけで性能比較するのは難しいです。クロック周波数以外の仕様が同じなら性能比較できます。

CPU には、一部のコアに負荷が集中したら、そのコアのクロック周波数を上昇させる機能に対応している製品があります。このような機能は、インテル社の CPU ではターボ・ブースト・テクノロジー、AMD 社の CPU ではコア・ブースト・テクノロジーと呼ばれます。 性能の高さを重視するなら、クロック周波数が高いだけでなく、クロック周波数を上昇させる機能に対応している CPU を選ぶのがおすすめです。

キャッシュメモリー容量の見方

キャッシュメモリーは、CPU 内部にあるメモリーです。CPU はメインメモリーとデータをやり取りしますが、やり取りする頻度が高いデータはキャッシュメモリーに一時的に保存しておきます。こうする事で、キャッシュメモリーはメインメモリーよりもデータ読み書き速度が速いので、処理速度が向上します。

性能が高い CPU ほどキャッシュメモリー容量が大きく、低性能 CPU と比べると容量の差は小さいですが、小さいキャッシュメモリー容量の差が性能の高さに結構影響してきます。

性能の高さを重視するなら、キャッシュメモリー容量が大きい CPU を選ぶのがおすすめです。

キャッシュメモリー容量は、多層構造になっており、上から1次キャッシュ(L1キャッシュ)、2次キャッシュ(L2キャッシュ)、3次キャッシュ(L3キャッシュ)と呼ばれます。CPU によって階層数が異なりますが、性能が高い CPU ほど階層数が多いです。

CPU の仕様には、最下層のキャッシュメモリー容量のみ記載されている場合が多いです。最下層以外のキャッシュメモリー容量も記載されている場合もありますが、最下層以外のキャッシュメモリー容量は差があっても僅かな差しかないため、比較で重要になるのは最下層のキャッシュメモリー容量です。

その理由は、上層のキャッシュメモリー容量を大きくすると逆にデメリットになり性能向上につながらないため、最下層のキャッシュメモリー容量の大きさを調整して、性能の差別化が行われているためです。


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