メインメモリー - デスクトップパソコンの選び方

最終更新日 2016年12月27日

メインメモリーの選び方

メインメモリー容量が重要

デスクトップパソコンを選ぶ際は、メインメモリー関連の仕様ではメインメモリー容量が最も重要です。

メインメモリーは、パソコンのデータを一時的に保存するために使われます。メインメモリーに一時的に保存されたデータは、パソコンの頭脳的存在の CPU が利用しますが、メインメモリーはデータ読み書き速度が速いため、CPU はメインメモリーと高速にデータをやり取りでき、処理速度が向上します。

もしメインメモリー容量が不足し、メインメモリーにデータが入りきらないと、ストレージにもデータが一時的に保存され、CPU はデータ読み書き速度が遅いストレージとデータをやり取りする機会が生じ、処理速度は大幅に低下します。

処理速度が大幅に低下すると、パソコンが快適に動作しなくなり大きなストレスとなりますので、十分なメインメモリー容量を選ぶ事が重要です。

メインメモリー容量以外の重要性は低い

メインメモリーの仕様には、容量以外に種類、規格、マルチチャンネルがあります。メインメモリーの種類は特に重要ではなく、別途で交換や増設用のメインメモリーを購入するなら、メインメモリーの種類を確認しておく必要があります。

メインメモリーの規格やマルチチャンネルの違いが処理速度に影響はしてきますが、体感できるほどの性能差は出てきませんので、重要性は低く気にせずに選んでも問題ありません。

メインメモリーの規格やマルチチャンネルは、デスクトップパソコンに単に高い性能を求めるだけでなく、パソコンの性能を測定するベンチマークソフトウェアを使わないと分からないくらいの性能差にまで重視する場合は重要になってきます。

容量 ・確認して選ぶ必要あり
種類 ・別途で交換や増設用のメインメモリーを購入する等の理由で種類を知る必要があれば確認して選ぶ必要あり
規格 ・体感できないほどの性能差にまでこだわるなら確認して選ぶ必要あり
マルチチャンネル ・体感できないほどの性能差にまでこだわるなら確認して選ぶ必要あり

メインメモリー容量の選び方

大容量メインメモリーが標準的に

昔は、メインメモリー容量を大きくしたくても価格がすごく高くなってしまい、大容量メインメモリー搭載デスクトップパソコンの入手には、多くの予算が必要でした。

最近はメインメモリーの価格が随分と値下がり、少なくとも容量 4GB 以上あるデスクトップパソコンが多く、さらにメインメモリー容量が大きいデスクトップパソコンも珍しくありません。また、BTO カスタマイズでメインメモリー容量をさらに増加しても、それほど価格が高くなりません。

主なメインメモリー容量

以下は、デスクトップパソコンで見られる主なメインメモリー容量です。

容量 特徴等
16GB ・主に高性能デスクトップパソコンに見られる容量
・容量 8GB では明らかに足りないなら選択の目安
8GB ・多くのデスクトップパソコンに見られる容量
・動画編集や画像編集、PC ゲーム等、負荷が大きい作業に使用するなら選択の目安
4GB ・主に価格が安いデスクトップパソコンに見られる容量
・日常用途やビジネス用途等、負荷が小さい作業に使用するなら選択の目安

おすすめは容量 8GB です。インターネットやメール等の日常用途やビジネス用途にデスクトップパソコンを使うなら容量 4GB でも十分ですが、起動するソフトウェアが多くなってくると容量 4GB でも足りなくなってくるので、容量 8GB がおすすめです。

容量 8GB もあれば、動画編集や画像編集、PC ゲーム等、負荷が大きい作業にデスクトップパソコンを使いたくなった場合にも対応できます。

選択の目安となるメインメモリー容量の基準は上がっていく

上記では、2015年8月1日時点における、パソコンの使用用途を考慮したメインメモリー容量の選択の目安を記載しましたが、その基準は上がっていきます。

メインメモリー容量の選択の目安とは、言い替えるとパソコンを快適に使えるようになるメインメモリー容量ですが、昔では容量 512MB や 256MB 等、容量 1GB すらないパソコンが主流であり、容量 512MB もあれば快適に使える等と言われた時代がありました。2015年8月1日時点では容量 512MB では快適に使うのは難しく、容量 8GB もあれば快適に使えると言えます。

なぜ快適に使えるメインメモリー基準は上がっていくのか、その理由はメインメモリーの大容量化が進むとともに、新しい OS やソフトウェアのメインメモリー使用量も増えていくからです。

OS はメインメモリー使用量を抑えていく傾向が見られますが、ソフトウェアはさらなる機能向上や高速化等でメインメモリー使用量が増えていく傾向が見られます。

2015年8月1日時点では、負荷が大きい作業に使用する場合でも容量 8GB もあれば容量不足になる可能性は非常に低いですが、数年後には容量 16GB はないと容量不足になる可能性は非常に低くならないかもしれません。

メインメモリー最大容量の選び方

搭載可能なメインメモリーの容量には上限がある

デスクトップパソコンは、増やせるメインメモリーの容量には限度があります。搭載可能なメインメモリーの最大容量は、CPU やマザーボードの仕様によって決まります。

メインメモリーは、マザーボードにあるメインメモリースロットに装着しますが、サイズが大きいマザーボードほどメインメモリースロットが多く、一度に搭載可能なメインメモリー枚数を多くできるため、このようなマザーボードを搭載できるサイズが大きいデスクトップパソコンほど、メインメモリー最大容量が大きい傾向があります。

メインメモリーの容量を増やす予定があるなら要確認

デスクトップパソコン購入後に、メインメモリーを交換したり増設したりして、メインメモリー容量を大きくする予定があるなら、メインメモリー最大容量の確認が必要です。

サイズが小さいコンパクト型デスクトップパソコンでもメインメモリー最大容量は 8GB 程度はありますが、64GB 等の大容量メインメモリーを搭載するためには、サイズが大きいタワー型デスクトップパソコンを選ぶ必要があります。

メモリーの種類の選び方

パソコンを選ぶなら、メモリーの種類を選ぶ事は考えなくて良い

メモリーには幾つか種類がありますが、それぞれのデスクトップパソコンのモデルは搭載可能なメモリーの種類が決まっています。BTO 対応のデスクトップパソコンを選ぶときは搭載可能なメモリーの種類のみ用意されて選択できるようになっており、別途でメインメモリーを買ったりしない限り、間違ってメモリーの種類を選んでしまう危険性はありません。

主なメモリーの種類

パソコンと同時に交換や増設用のメモリーを購入する、もしくは今後メモリーの交換や増設する事があるなら、メモリーの種類を把握しておく必要があります。メモリーの種類は、パソコンの仕様表等で確認が可能です。

メモリーの種類には、主に以下のようなものがあります。デスクトップパソコンでは DIMM を搭載するモデルが多いですが、本体サイズが小型なデスクトップパソコンは SO-DIMM が搭載される場合もあります。

DIMM Dual In-line Memory Module の略称です。主にデスクトップパソコンに搭載されます。
RIMM Rambus In-line Memory Module の略称です。DIMM と似ていますが、DIMM とは互換性がありません。
SO-DIMM Small Outline Dual In-line Memory Module の略称です。小型サイズなので本体サイズが小さいデスクトップパソコン、またはノートパソコンに搭載される事があります。
MicroDIMM SO-DIMM をさらに小型化したメモリーです。モバイルサイズのノートパソコンに搭載される事があります。

メインメモリー規格の選び方

メインメモリー規格一覧

デスクトップパソコンに搭載されるメインメモリーの規格は複数存在します。まずメモリー規格で大別され、さらにモジュール規格(チップ規格)で分かれます。モジュール規格(チップ規格)が異なれば、動作クロック周波数(メモリーが動作する速さ)、データ転送速度も異なります。

以下は、最新のデスクトップパソコンに搭載されているメインメモリーに見られるメインメモリー規格一覧です。下の方に行くにつれて性能が高く最新の規格となります。

メモリー規格 モジュール規格
(チップ規格)
動作クロック
周波数
(FSB)
データ
転送速度
DDR3 SDRAM PC3-6400 (DDR3-800) 800MHz 6.4GB/s
PC3-8500 (DDR3-1066) 1066MHz 8.5GB/s
PC3-10600 (DDR3-1333) 1333MHz 10.67GB/s
PC3-12800 (DDR3-1600) 1600MHz 12.8GB/s
PC3-14400 (DDR3-1800) 1800MHz 14.4GB/s
PC3-14900 (DDR3-1866) 1866MHz 14.9GB/s
PC3-16000 (DDR3-2000) 2000MHz 16GB/s
PC3-17000 (DDR3-2133) 2133MHz 17.06GB/s
PC3-19200 (DDR3-2400) 2400MHz 19.2GB/s
PC3-21300 (DDR3-2666) 2666MHz 21.3GB/s
DDR4 SDRAM PC4-17000(DDR4-2133) 2133MHz 17.06GB/s
PC4-19200(DDR4-2400) 2400MHz 19.2GB/s
PC4-21300(DDR4-2666) 2666MHz 21.3GB/s

新しいメモリー規格を選ぶのが基本

メモリー規格は、数年ごとに技術進歩で性能向上を果たした新しいメモリー規格が登場します。新しいデスクトップパソコンには、新しいメモリー規格のメインメモリーが搭載されるため、新しいメモリー規格を選ぶのが基本です。

しかし、新しいメモリー規格が登場して間もない頃は、古いメモリー規格のメインメモリー搭載デスクトップパソコンが見られます。

最新の技術によって実現した性能の恩恵を享受したければ、最新メモリー規格のメインメモリーを選ぶのが望ましいですが、そうでなければ古いメモリー規格でも問題ありません。

メインメモリーに限りませんが、十分な性能向上を果たしているため、古いメモリー規格でも十分です。

最近の新型デスクトップパソコンは DDR3 SDRAM か DDR4 SDRAM のメインメモリーが搭載されていますが、古い DDR3 SDRAM のメインメモリーでも十分快適に使っていけます。

モジュール規格(チップ規格)を重視して選ぶ必要性は低い

同じメモリーの規格でも、モジュール規格(チップ規格)が異なると、動作クロック周波数やデータ転送速度に違いがあり、性能差が出てきます。数値的に見るとその差は大きいですが、実際にパソコンを使って処理速度を比較してみると、その差を体感するのは難しいほどになります。

その理由は、パソコンの性能は、様々な PC パーツが持つ性能が複雑に影響しあって決まるものであり、メインメモリーの動作周波数やデータ転送速度によって、結果的にパソコンの処理速度が大幅に変わる訳ではないからです。

そのため、パソコンの機種を選ぶ際や、BTO カスタマイズでメインメモリーを選ぶとき一番重要なのはメインメモリーの容量を見る事です。上記のメモリーの規格も含めてモジュール規格(チップ規格)はあまり気にしなくて大丈夫です。

仮にモジュール規格(チップ規格)を選ぶとしても、ショップではある機種に搭載されるモジュール規格(チップ規格)は決まっている事が多く、基本的にメインメモリーの容量しか選ぶことができない場合が多いです。

デュアルチャンネル、トリプルチャンネル、クアッドチャンネル

複数枚のメモリーを利用してデータ転送速度を上げる

1台のパソコンには、メモリーが1枚以上搭載されていますが、複数枚搭載されている場合、デュアルチャンネルと呼ばれる動作をするよう設定されているパソコンがあります。デュアルチャンネルとは、メモリー2枚1組で、理論上2倍のデータ転送速度を出す技術です。他にメモリー3枚1組でトリプルチャンネル動作、または4枚1組でクアッドチャンネル動作をするよう設定されているパソコンもあります。

パソコンの性能は、体感できるほど上がらない

メモリー複数枚を1組にしてデュアルチャンネル動作等を採用した状態と、そうでない状態を比べると、確かに前者の方がデータ転送速度が上がりますが、実際にパソコンを利用すると体感できるほど性能は上がりません。パソコンはデュアルチャンネル動作等をうまく利用できるようなデータ転送をする事が少なく、パソコンの性能は他の PC パーツの性能の良し悪しも多大に影響してくるので、このデータ転送速度を上げる技術の有無次第で、パソコンの性能が大きく変わる事はありません。

そのため、パソコンを選ぶときは、デュアルチャンネル等を採用しているものを無理に選ぶ必要はありません。最近の販売されているパソコンでは、メモリーを複数枚搭載してデュアルチャンネル動作をするよう設定されている事が多いです。BTO に対応していれば、デュアルチャンネル動作するかしないか選べる場合があります。この場合はデュアルチャンネル動作するように選択しておくのが無難ですが、デュアルチャンネル動作しないように選択しても問題はありません。

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