メインメモリーの低電圧版

最終更新日 2021年06月08日

メインメモリーの低電圧版とは

メインメモリーの低電圧版とは、通常よりも低い電圧で動作するメインメモリーです。

メインメモリーの低電圧版とメモリー規格

メモリー規格を確認すると、低電圧版か否かわかります。

メモリー規格 動作電圧
DDR3 SDRAM 1.5V
DDR3L SDRAM 1.35V
DDR3U SDRAM 1.25V

DDR3 SDRAMが通常電圧版であり、DDR3 SDRAMの低電圧版がDDR3L SDRAMです。

DDR3U SDRAMもDDR3 SDRAMの低電圧版ですが、DDR3U SDRAMのメインメモリーはオンボード(マザーボードに直接実装)のみです。

LやUが付く低電圧版に限って言えば、DDR2 SDRAM、DDR SDRAMには低電圧版がありません。

DDR4 SDRAMにも低電圧版が登場するかもしれませんが、今のところありません。(2021/06/07時点)

DDR SDRAM、DDR2 SDRAM、DDR3 SDRAM、DDR4 SDRAMには、LPDDR SDRAM、LPDDR2 SDRAM、LPDDR3 SDRAM、LPDDR4 SDRAMという低電圧版が存在しますが、これらのメインメモリーはオンボードです。

メインメモリーの低電圧版とモジュール規格(チップ規格)

DDR3 SDRAMの低電圧版DDR3L SDRAMには、DDR3の後ろにLが付きますが、モジュール規格(チップ規格)にも似たようにLが付きます。

例えば、メモリー規格DDR3 SDRAM、モジュール規格PC3-12800、チップ規格DDR3-1600の低電圧版は、メモリー規格DDR3L SDRAM、モジュール規格PC3L-12800、チップ規格DDR3L-1600となります。

  メモリー規格 モジュール規格 チップ規格
通常電圧版 DDR3 SDRAM PC3-12800 DDR3-1600
低電圧版 DDR3L SDRAM PC3L-12800 DDR3L-1600

他にも低電圧版のモジュール規格(チップ規格)があります。

通常電圧版DDR3 SDRAMと低電圧版DDR3L SDRAMの互換性

通常電圧版DDR3 SDRAMのメインメモリーは電圧1.5Vで動作しますが、電圧1.35Vでは動作しません。

低電圧版DDR3L SDRAMのメインメモリーは、電圧1.35Vで動作し、電圧1.5Vでも動作します。

低電圧版DDR3L SDRAMのメインメモリーは、通常電圧版DDR3 SDRAMのメインメモリーよりも動作電圧の範囲が広いようなものです。

通常電圧版DDR3 SDRAMのメインメモリーは、電圧1.5Vよりも少し低い電圧でも動作しますが、電圧を1.35Vまで下げると動作しません。

低電圧版DDR3L SDRAMのメインメモリーは、電圧 1.5Vでも動作しますし、電圧を1.35Vまで下げても動作します。

低電圧版DDR3L SDRAMのメインメモリーは、通常電圧版DDR3 SDRAMのメインメモリーとしても使えます。

  電圧1.5V 電圧1.35V
通常電圧版DDR3 SDRAM 動作する 動作しない
低電圧版DDR3L SDRAM 動作する 動作する

個人的には、通常電圧1.5Vでは動作しない低電圧版DDR3L SDRAMのメインメモリーを見たことありませんが、低電圧版DDR3L SDRAMのメインメモリーの全てを確認したわけではありませんので存在するかもしれません。

メインメモリーの低電圧版とマザーボード

通常電圧版DDR3 SDRAMのみ対応マザーボード

通常電圧版DDR3 SDRAMのメインメモリーには対応していますが、低電圧版DDR3L SDRAMのメインメモリーには対応していないマザーボードがあります。

低電圧版DDR3L SDRAMのメインメモリーに対して、電圧1.35Vまで下げて動作させることができないという意味で対応していません。

低電圧版DDR3L SDRAMのメインメモリーは、通常電圧版DDR3 SDRAMのメインメモリーとしても使えますので動作します。

存在しないと思われますが、もし通常電圧版DDR3 SDRAMのメインメモリーとして使えない低電圧版DDR3L SDRAMのメインメモリーがあった場合、そのようなメインメモリーは動作しません。

低電圧版DDR3L SDRAMのメインメモリーのみ対応マザーボード

低電圧版DDR3L SDRAMのメインメモリーには対応していますが、通常電圧版DDR3 SDRAMのメインメモリーには対応していないマザーボードがあります。

通常電圧版DDR3 SDRAMのメインメモリーは動作しません

通常電圧版DDR3 SDRAMと低電圧版DDR3L SDRAM対応マザーボード

通常電圧版DDR3 SDRAMのメインメモリーと低電圧版DDR3L SDRAMのメインメモリー両方に対応しているマザーボードがあります。

通常電圧版DDR3 SDRAMのメインメモリーと低電圧版DDR3L SDRAMのメインメモリー、どちらも動作します。

マザーボード 動作するメインメモリー
通常電圧版DDR3 SDRAMのみ対応 ・通常電圧版DDR3 SDRAM
・低電圧版DDR3L SDRAM(※)
低電圧版DDR3L SDRAMのみ対応 ・低電圧版DDR3L SDRAM
通常電圧版DDR3 SDRAM、低電圧版DDR3L SDRAM両方対応 ・通常電圧版DDR3 SDRAM
・低電圧版DDR3L SDRAM
(※)通常電圧版DDR3 SDRAMのメインメモリーとしても使える

メインメモリーの低電圧版と通常電圧版の混在

通常電圧版DDR3 SDRAMのメインメモリーと低電圧版DDR3L SDRAMのメインメモリーを混在させると、通常電圧版DDR3 SDRAMのメインメモリーは電圧1.35Vでは動作しませんので、両方1.5Vで動作させることになります。

もし通常電圧版DDR3 SDRAMのメインメモリーとして使えない低電圧版 DDR3L SDRAMのメインメモリーが存在し、それが混在した場合は電圧1.5Vでも電圧1.35Vでも動作しません。

各メインメモリー個別に電圧を設定できるマザーボードがあれば動作させることができるでしょうが、そのようなマザーボードが存在すると見聞きしたことがありません。

通常電圧版DDR3 SDRAMのメインメモリーとして使えない低電圧版DDR3L SDRAMのメインメモリーが存在しない限り、通常電圧版DDR3 SDRAMのメインメモリーと低電圧版DDR3L SDRAMのメインメモリーが混在しても動作します。

マザーボードにメインメモリーを複数搭載する場合、通常電圧版DDR3 SDRAMと低電圧版DDR3L SDRAMの違いだけでなく、他の仕様に関しても違いをなくす、すなわち仕様が同じメインメモリーを複数搭載するのが望ましいです。

仕様が異なるメインメモリーが混在すると、動作が不安定になる等、正常に動作しないトラブルが発生する可能性があります。

メインメモリーの低電圧版と消費電力

低電圧版DDR3L SDRAMのメインメモリーを電圧 1.35Vで動作させる場合、電圧1.5Vで動作させる場合と比べて消費電力が約20%減ります。

メインメモリーの消費電力はパソコン全体の消費電力と比べたら小さいので、パソコン全体の消費電力はあまり変わりません。


キャンペーン情報
マウスコンピューター
秋の感謝セール
期間限定で大幅値引き!最大60,000円OFF!!(一部モデルのみ)
(9月29日迄)
DELL
・半期に一度の大感謝祭
即納パソコンがクーポンで最大23%OFF
(キャンペーン実施中)
パソコン工房
・半期決算セール
半年に一度のお得なチャンス最大30,000円OFF!
(9月30日迄)

メインメモリーの電圧



デル株式会社