メインメモリーの選び方

最終更新日 2021年09月08日

パソコンに搭載可能なメインメモリー

パソコンはあらゆるメインメモリーを搭載できず、搭載可能なメインメモリーがパソコンによって異なります。

パソコンに搭載するためにメインメモリーを選ぶ場合、パソコンに搭載可能なメインメモリーについて調べる必要があります。

パソコンに搭載可能なメインメモリーはCPUとマザーボードの仕様を確認すると判断できますが、パソコンメーカー等の完成品のパソコンだとマザーボードの仕様が詳細にわからないことが多いです。

完成品のパソコンの仕様には搭載しているメインメモリーの仕様について簡易に記載されていることが多く、搭載可能なメインメモリーの判断が難しいです。

そこで、パソコンが搭載しているメインメモリーを確認してみるとよいです。

メインメモリーにはラベルが貼り付けてあり、ラベルにメインメモリーの仕様の一部が記載されています。

ラベルに記載されている型番を確認しインターネットで調べると、メインメモリーの仕様がわかります。

パソコンが搭載しているメインメモリーの仕様がわかると、搭載可能なメインメモリーがわかります。

パソコンが搭載しているメインメモリーを確認せずに搭載可能なメインメモリーがわかるとしても、確認しておくとダブルチェックとなりメインメモリーを間違えて選んでしまうリスクを減らせます。

稀に仕様記載に間違いがあり、パソコンが搭載しているメインメモリーを確認しておくと間違いに気づけることがあります。

メインメモリーはマザーボードのメモリースロットに差し込みますが、メモリースロット周辺に搭載可能なメインメモリーに関する重要な情報が記載されていることがあります。

そのため、パソコンが搭載しているメインメモリーを必ず確認しておくとよいです。

メインメモリーとメモリースロット

マザーボードのメモリースロットにメインメモリーを差し込み搭載しますが、メインメモリーを直接実装しているマザーボードもあり、仕様にはオンボード、メモリースロットなし等と記載されています。

マザーボードによってはオンボードとメモリースロットの両方を組み合わせており、その場合はメモリースロットがあります。

メモリースロットがない場合はメインメモリーの交換や増設ができませんので、メインメモリーを選ぶ前にメモリースロットの有無の確認が必要です。

小型のデスクトップパソコン、小型のノートパソコン、タブレットはメモリースロットがない場合が多いです。

メモリースロットがある場合はメインメモリーの交換や増設ができますが、メモリースロットの空き状況の確認が必要です。

メモリースロットの数が搭載可能なメインメモリーの枚数ですが、既にメインメモリーを搭載している場合は、少なくとも一部のメモリースロットが空いておらず埋まっています。

全部埋まっている場合はメモリースロットの空きがありません。

小型のデスクトップパソコンやノートパソコンはメモリースロットの数が少ないため、メモリースロットが空いていないことが多いです。

メモリースロットが空いている場合、既に搭載しているメインメモリーと交換するか、メインメモリーを増設することになります。

メモリースロットが空いていない場合、既に搭載しているメインメモリーと交換することになります。

メインメモリーの種類

メインメモリーの種類は、パソコンのマザーボードに搭載可能なメインメモリーの種類と合わせて選ぶ必要があります。

原則的には、デスクトップパソコンはDIMMのメインメモリー、ノートパソコンはSO-DIMMのメインメモリーを搭載可能ですが、デスクトップパソコンでもSO-DIMMのメインメモリーを搭載可能であったり、ノートパソコンでもMicroDIMMのメインメモリーを搭載可能な場合があります。

メインメモリー搭載予定のパソコンには、どの種類のメインメモリーが搭載可能なのか確認してからメインメモリーを選ぶ必要があります。

メインメモリーの規格

メモリー規格

メモリー規格のSDR SDRAM、DDR SDRAM、DDR2 SDRAM、DDR3 SDRAM、DDR4 SDRAMは互換性がありませんので、パソコンが対応しているメモリー規格と一致するメインメモリーを選ぶ必要があります。

複数のメモリー規格に対応しているパソコンの場合、メモリー規格を混在させて使うことができませんので、どれか1つのメモリー規格に統一させる必要があります。

メモリー規格は新しい方が高性能ですので、新しい方に統一させるとよいですが、性能に大きな違いが出ませんので、古い方の価格が安ければ古い方に統一させるのもありです。

古いメモリー規格は廃れていき新しいメモリー規格が普及していきますので、次に買う新しいパソコン等、将来別のパソコンでメインメモリーを使う可能性を考える場合、新しい方に統一させるとよいです。

既にパソコンが搭載しているメインメモリーと一緒に使い続ける場合、そのメモリー規格と一致するメインメモリーを選ぶ必要があります。

モジュール規格(チップ規格)

モジュール規格(チップ規格)は互換性があり、混在した場合は動作クロック周波数が低い(データ転送速度が遅い)方に合わせて動作します。

パソコンが対応しているモジュール規格(チップ規格)と一致するメインメモリーを選ぶとよいですが、それよりも動作クロック周波数が高い(データ転送速度が速い)モジュール規格(チップ規格)のメインメモリーを選ぶこともできます。

将来において必要になる可能性がある場合、それよりも動作クロック周波数が高いモジュール規格(チップ規格)のメインメモリーを選ぶのもありです。

パソコンが複数のモジュール規格(チップ規格)に対応している場合、動作クロック周波数が高いモジュール規格(チップ規格)のメインメモリーを選び、その規格で動作させるとよさそうです。

パソコンの性能が体感できるほど向上しませんので、動作クロック周波数が高い方を選ぶ必要性は低いです。

メインメモリーは動作クロック周波数が低いほど安定性が高く価格が低いです。

安定性とコストパフォーマンスを考慮すると、動作クロック周波数が高い方を選ぶ必要性は非常に低いです。

メインメモリーはモジュール規格(チップ規格)が混在しても、動作クロック周波数が低い方に合わせて動作しますが、動作が不安定になる等のトラブルが発生することがあります。

そのようなトラブルが発生する可能性は非常に低く、無理にモジュール規格(チップ規格)を統一させる必要がありませんが、できるだけ統一させるように選ぶとよいです。

メインメモリーの低電圧版

DDR3 SDRAMのメインメモリーには通常電圧版と低電圧版があります。

低電圧版は通常電圧版としても使えますので、通常電圧版のみ対応マザーボードの場合どちらを選んでもよいです。

存在しないと思われますが、もし通常電圧版として使えない低電圧版があった場合、選ぶのを避ける必要があります。

通常電圧版として使うつもりで低電圧版を選ぶ場合、念のために通常電圧にも対応しているか確認して選ぶとよいです。

低電圧版のみ対応マザーボードの場合、通常電圧版は動作しませんので低電圧版を選ぶ必要があります。

通常電圧版と低電圧版どちらにも対応マザーボードの場合、通常電圧版と低電圧版どちらを選んでもよいですが、低電圧で動作させる場合は低電圧版を選ぶ必要があります。

メインメモリーのピン

メインメモリーの装着部分にはピンがあり、マザーボードのメモリースロットのピンと一致している必要があります。

メインメモリーのピンが一致しているのかはピン数を確認して判断しますが、ピン数が同じでもメインメモリーの種類と規格が異なる場合がありますので、ピン数のみの確認では不十分です。

マザーボードが対応しているメインメモリーの種類と規格を選ぶと、原則的にはピン数が一致しますのでピン数の確認が不要です。

Micro-DIMMでは例外があり、メインメモリーの種類と規格に限らずピン数の確認も必要な場合があります。

メインメモリーの容量の目安

メインメモリーの容量の目安は、パソコンの用途によって異なります。

以下は、パソコンの用途を考慮したメインメモリー容量の目安です。

容量 特徴等
16GB ・容量8GBでは明らかに足りないなら選択の目安
8GB ・動画編集、画像編集、PCゲーム等、負荷が大きい作業に使用するなら選択の目安
4GB ・日常用途やビジネス用途等、負荷が小さい作業に使用するなら選択の目安

メインメモリーの容量と枚数

メインメモリーの容量を選ぶときは、メインメモリーの搭載枚数も考慮が必要です。

マザーボードにあるメモリースロット数以下のメインメモリー枚数となるように選ぶ必要があります。

原則的に1枚のメインメモリーは容量が大きくなるほど価格が高くなりますので、複数枚のメインメモリーを選ぶ方が安い場合があります。

例えば、メインメモリーの容量を8GBにする場合、8GBのメインメモリー1枚よりも4GBのメインメモリー2枚を選ぶ方が安い場合があります。

この場合は2枚を選ぶ方がよいですが、マザーボードにあるメモリースロット数が1つしかなければ1枚を選ぶ必要があります。

複数のメインメモリーを使用してデータ転送速度を向上させるマルチチャンネル技術を利用する場合は、メインメモリーが複数枚そろうように選ぶ必要があります。

例えば、メインメモリーの容量を8GBにするとしデュアルチャンネルを利用する場合は、容量4GBのメインメモリーを2枚選ぶ必要があります。

メインメモリーの最大容量

パソコンに搭載し利用できるメインメモリーの容量には上限があり、最大容量はCPU、マザーボード、OSによって決まります。

多くのCPU、マザーボードは最大容量が32GB以上であり、一般的には32GBも不要なため最大容量が問題になりません。

マザーボードによっては最大容量が4GB等と小さいので、念のためマザーボードの最大容量を確認しておくとよいです。

CPU、マザーボードの最大容量が4GBを超えていても、OSが32ビット版だと利用可能な最大容量は4GBまでです。

OSが64ビット版の利用可能な最大容量はOSによって異なりますが、多くのOSで128GB以上あります。

メインメモリーのCASレイテンシ、メモリータイミング

体感できるほど違いが出ませんので、CASレイテンシ、メモリータイミングを気にしてメインメモリーを選ぶ必要はありません。

CASレイテンシ、メモリータイミングを確認せずにメインメモリーを選んでも問題ありません。

体感できないほどの差であってもメインメモリーのデータ読み書き速度を重視する場合は、CASレイテンシ、メモリータイミングを比較して選ぶ必要がありますが、バスクロックも考慮して選ぶ必要があります。

CASレイテンシ、メモリータイミングの単位はバスクロックの1クロック時間ですので、バスクロックが異なるとCASレイテンシ、メモリータイミングだけで比較できません。

マルチチャンネルを利用する場合、CASレイテンシ、メモリータイミングの数値が同じメインメモリーがそろうように選ぶとよいですが、数値が異なるメインメモリーが混在しても遅い方の数値に統一されて動くようになっていますので問題が発生しにくいです。

リスクを少しでも抑えたい場合は同じ数値を持つメインメモリーをそろえるとよいですが、それよりも同じメーカーかつ同じ型番のメインメモリーがそろうように選ぶとよいです。

CASレイテンシ、メモリータイミングの数値に関しては、メインメモリーの仕様等に記載されていない場合があります。

特にショップのメインメモリーの仕様には記載されていない場合が多いですので、その場合はメインメモリーのメーカーのウェブサイト等にて調べる必要があります。

それでもCASレイテンシ、メモリータイミングの数値が不明だったり、ノーブランド品となるメインメモリーのためメーカーが不明でCASレイテンシ、メモリータイミングの数値を調べられない場合があります。

CASレイテンシやメモリータイミングの数値を確認して選びたい場合は、CASレイテンシやメモリータイミングの数値を確認できるメインメモリーを選ぶしかありません。

メインメモリーのECC

メインメモリーのECCはエラーの検出と訂正を行う機能であり、非常に低いエラー発生率が問題になってくるサーバーやワークステーション向けの機能です。

パソコンでは不要の機能であり、パソコンが搭載しているCPUやマザーボードはECCに対応していませんので、ECCに対応していないメインメモリーを選べばよいです。

CPUやマザーボードがECCに対応していない場合でもECCに対応しているメインメモリーを使えますが、正常に動作しないことがあります。

パソコン向けに販売されているメインメモリーはECCに対応していませんので、ECCに対応しているメインメモリーを選んでしまうことがありません。

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メインメモリーのECC

メインメモリーのレジスタードバッファ

パソコンが搭載しているマザーボードはUnbufferedメインメモリーのみに対応していますので、Unbufferedメインメモリーを選ぶ必要があります。

パソコン向けに販売されているメインメモリーはUnbufferedメインメモリーですので、Registeredメインメモリーを選んでしまうことがありません。

サーバーやワークステーションが搭載しているマザーボードは、Registeredメインメモリーのみに対応している場合と、RegisteredメインメモリーとUnbufferedメインメモリーどちらにも対応している場合があります。

Registeredメインメモリーのみに対応しているマザーボードに搭載する場合は、Registeredメインメモリーを選ぶ必要があります。

RegisteredメインメモリーとUnbufferedメインメモリーどちらにも対応しているマザーボードに搭載する場合、混在すると動作しませんので、どちらかに統一するように選ぶ必要があります。

Registeredメインメモリーはサーバーやワークステーション向けですので、サーバーやワークステーション向けのメインメモリーを販売しているショップだとRegisteredメインメモリーが多くそろっており選びやすいです。

メインメモリーのマルチチャンネル

複数枚のメインメモリーを搭載してマルチチャンネルを利用する場合、CPUとマザーボードがマルチチャンネルに対応している必要があります。

もしマルチチャンネルを利用する前提でメインメモリーを選ぶ場合、CPUとマザーボードがマルチチャンネルに対応しているのか確認が必要です。

仕様が同じメインメモリーがそろえばマルチチャンネルで動作する可能性が高く、一部の仕様が異なるメインメモリーがそろってもマルチチャンネルで動作する可能性があります。

確実にマルチチャンネルで動作させたい場合は、同じメーカーかつ同じ型番のメインメモリーがそろうように選ぶとよいです。

マルチチャンネル用の複数枚セットのメインメモリーを選ぶのがおすすめです。

メインメモリーでマルチチャンネルを利用しても体感できるほど性能が上がらない場合が多いです。

少しでもパソコンの性能の高さを重視する場合はメインメモリーでマルチチャンネルを利用するとよいですが、それよりも性能が高いCPUやGPUを選ぶ、HDDではなくSSDを選ぶ等して、他のPCパーツの性能を重視するとよいです。

メインメモリーの相性保証

相性問題の減少

メインメモリーに限らずPCパーツの相性問題が減りましたが、完全になくなったわけではありません。

最近だとAMDの新ブランドRyzenのCPUが2017年に発売開始となりましたが、発売当初はメインメモリーの相性問題が話題となりました。

その後はRyzen絡みのメインメモリー相性問題が発生しにくくなりましたが、また同じようなことが発生する可能性があります。

相性保証の必要性

一般的にはメインメモリーの相性問題が少なくなりましたので、相性保証の必要性が低いです。

インターネット等で調べマザーボードの対応メインメモリーがわかり、対応メインメモリーを選ぶ場合は相性保証が不要です。

相性問題が発生する可能性が高そうな場合は相性保証の必要性が高いですが、付ける方がよいとは限りません。

購入するメインメモリーの価格、相性保証を付けるのにかかる料金、相性問題発生時にかかる送料を考慮して、相性保証を付けるかどうか決めるとよいです。

例えば、メインメモリーの価格が数千円、相性保証を付けるなら500円かかる、相性問題発生時メインメモリーの送料負担がユーザーであり約1,000円かかる、以上の場合に相性保証を付けるのが微妙なところであり不要と言えます。

相性保証を付けず、もし相性問題が発生した場合はメインメモリー購入のために支払った数千円が無駄になりますが、必要な知人がいないか調べて買い取ってもらう、中古PCパーツ買い取りショップに買い取ってもらう、ネットオークションに売る方法があり、全くの無駄にならないようにすることができます。

相性保証の料金

上記の例では相性保証の料金は500円と安く仮定しましたが、メインメモリーの価格が高いほど相性保証の料金が高くなる場合があります。

上記の例では相性保証を付けるのに料金がかかり、相性問題発生時に送料がかかると仮定しましたが、どちらもかからない場合があります。

送料が発生しますが、実店舗で相性問題の対応をしてもらうのであれば送料が不要な場合もあります。

相性保証が無料

標準で相性保証付きのメインメモリーを買うか、相性保証を付けても無料かつ実際に相性問題発生時に送料がかからないショップを選び買う方法があります。

ただし、メインメモリーの価格に相性保証の分の料金が実質上乗せされていないか、他のショップ等で価格相場を調べてみるとよいです。

相性保証が無料に見えても、価格に含まれており実質有料の場合があります。


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