メインメモリーのレジスタードバッファ
最終更新日
2024年04月22日
メインメモリーのレジスタードバッファとは
メインメモリーのレジスタードバッファとは、メモリーコントローラーからメインメモリーへ伝送された信号を安定化させるLSI(大規模集積回路)です。
メモリーコントローラーとメインメモリーはアドレス線とデータ線で接続されていますが、アドレス線はデータ線よりも数が少なく、メインメモリーの搭載枚数が多くなるほどアドレス線にかかる負荷が大きくなります。
アドレス線にかかる負荷が大きくなると、アドレス線を通るアドレス信号が弱くなる、またはタイミングのずれが発生し、動作が不安定になることがあります。
メインメモリーのレジスタードバッファは、弱まったアドレス信号を強化し、タイミングのずれを直し、動作が不安定になることを防ぎます。
メモリーコントローラーとメインメモリーはアドレス線とデータ線で接続されていますが、アドレス線はデータ線よりも数が少なく、メインメモリーの搭載枚数が多くなるほどアドレス線にかかる負荷が大きくなります。
アドレス線にかかる負荷が大きくなると、アドレス線を通るアドレス信号が弱くなる、またはタイミングのずれが発生し、動作が不安定になることがあります。
メインメモリーのレジスタードバッファは、弱まったアドレス信号を強化し、タイミングのずれを直し、動作が不安定になることを防ぎます。
Registeredメインメモリー、Unbufferedメインメモリー
レジスタードバッファを搭載しているメインメモリーを、Registered(レジスタード)メインメモリーと呼びます。
レジスタードバッファを搭載していないメインメモリーを、Unbuffered(アンバッファード)メインメモリーと呼びます。
Registeredメインメモリーは、メインメモリーの搭載枚数が多いサーバーやワークステーション向けのメインメモリーです。
パソコンではRegisteredメインメモリーが必要になるほどメインメモリーの搭載枚数が多くなりませんので、Unbufferedメインメモリーはパソコン向けです。
レジスタードバッファを搭載していないメインメモリーを、Unbuffered(アンバッファード)メインメモリーと呼びます。
Registeredメインメモリーは、メインメモリーの搭載枚数が多いサーバーやワークステーション向けのメインメモリーです。
パソコンではRegisteredメインメモリーが必要になるほどメインメモリーの搭載枚数が多くなりませんので、Unbufferedメインメモリーはパソコン向けです。
Unbufferedメインメモリー | パソコン向け |
---|---|
Registeredメインメモリー | サーバーやワークステーション向け |
メインメモリーのレジスタードバッファとマザーボード
マザーボード対応ならRegisteredメインメモリー使用できる
Registeredメインメモリーは、マザーボードがRegisteredメインメモリーに対応していないと使えません。一般的にパソコンが搭載しているマザーボードは、Registeredメインメモリーに対応しておらず使えません。サーバーが搭載しているマザーボードなら対応している場合が多いですが、非対応の場合もあります。RegisteredとUnbufferedが混在だと動作しない
マザーボードがRegisteredメインメモリーとUnbufferedメインメモリーどちらにも対応している場合、RegisteredメインメモリーとUnbufferedメインメモリーが混在すると動作しませんので、どちらかに統一する必要があります。マザーボード | Registered メインメモリー |
Unbuffered メインメモリー |
---|---|---|
Registeredのみ対応 | 使用可 | 使用不可 |
Registered、 Unbuffered対応 | 使用可(※) | 使用可(※) |
Unbufferedのみ対応 | 使用不可 | 使用可 |
出典
・メモリーのECCとは? | 日経クロステック(xTECH)(2007/06/01公開記事)
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