外付け SSD の選び方 - ストレージの選び方

最終更新日 2016年09月15日

外付け SSD とは

まず SSD についてですが、SSD(ソリッドステートドライブ)は、フラッシュメモリーを応用したものであり、データを保存するために使用する装置です。

従来は、データを保存するために HDD(ハードディスクドライブ)が使われてきましたが、SSD の大容量化、低価格化が進み、SSD も使われるようになってきました。

外付け SSD は、SSD をパソコンと USB 等で接続して使用する装置であり、その選び方は外付け HDD と似ています。ただし、外付け SSD は、外付け HDD よりも優れたところもあれば、劣るところもあります。そのため、まずは自分の使用用途を考慮して、外付け SSD を選ぶべきか検討する必要があります。

外付け SSD のメリット、デメリット

外付け SSD を選ぶ方が良いかは、まず外付け SSD のメリット、デメリットを把握する必要があります。もし、外付け SSD のデメリットよりもメリットの方が上回ると判断したら、外付け SSD の中で、どの製品を選ぶか検討すると良いです。

外付け SSD のデメリット

SSD は、HDD と比べたら大容量化と低価格化が進んでいません。そのため、外付け HDD と比べると、容量が少ない製品しかなく、価格が高いです。いずれ大容量化と低価格化が実現できると思われますが、大容量と安さを重視するなら外付け HDD を選ぶ方が良いです。

SSD は、書き込み回数で寿命が決まってくる特性があります。つまり、データの書き込み回数が多いほど寿命が短くなるため、データの書き込み回数が多い使用用途には不向きです。

しかし、SSD の技術進歩は早く、今では書き込み回数による寿命を気にせずに選んで良いと言えます。1日中絶え間なくデータの書き込みが発生するような使用用途では避けた方が良いですが、一般的な使用用途なら書き込み回数による寿命を気にせずに外付け SSD を選んで問題ありません。

どれくらい使えるかという寿命の他に、どれくらいデータを保存したままでいられるかという問題もあります。SSD はフラッシュメモリを応用した装置であり、フラッシュメモリには電子を格納する所があります。この場所に電子があるかないかでデータを保存していくため、電子を閉じ込めておく仕組みがありますが、どうしても時間が経過すると電子が逃げてしまう現象が起きます。電子が逃げてしまうとデータが失われてしまいます。

すぐに電子が逃げてデータの損失となってしまう訳ではなく、10年や20年といった数十年後に問題となってきます。そのため、外付け SSD は、データを一度保存して10年といった長期間保存したままにしておく使用用途には向いていません。

ちなみに、データを長期間保存したままという使用用途には、HDD も向いていません。HDD は、長期間経つと機械的な寿命を迎えてしまう可能性が高く、SSD と同様に長期間保存したままにしておく使用用途には向いていません。そのため、外付け SSD も外付け HDD も、使用する場合は定期的なバックアップやデータを別の記憶媒体にも管理しておく事は重要です。

外付け SSD のメリット

SSD は、HDD と比べてデータの読み込み、書き込み速度が速いです。HDD でも十分速いですが、一度 SSD の速さに慣れると HDD が結構遅く感じてしまうほどです。

SSD も HDD も精密機械ですが、SSD は HDD と比べると複雑な内部構造を持ちません。そのため、衝撃に強いです。特に持ち歩くのであれば、衝撃に強いというメリットは大きいです。複雑な内部構造を必要としないため、SSD は軽量化と小型化も実現しやすく、外付け SSD はコンパクトで軽い製品が多く、持ち運びしやすいというメリットもあります。

他に、複雑な内部構造を持たない事と関連して、内部で駆動する部品が少ないため、動作音が静かで消費電力が低いというメリットもあります。消費電力が低いため、AC アダプターを持たない外付け SSD が多く、パソコンで USB で接続するだけで使えます。バッテリー駆動のノートパソコンと接続して使う場合は、バッテリーの負担を軽減します。

容量の少なさと価格の高さを許容できるかどうか

外付け SSD のメリットを見れば、ぜひ利用したいところですが、容量の少なさと価格の高さがネックになってきます。容量はそれほど必要とせず、予算が十分あるなら、外付け SSD を選ぶと良いです。もし、容量の大きさと価格の低さを重視するなら、外付け HDD を選ぶ方が良いです。

ただし、持ち運ぶ必要性もあると、SSD のメリットが大きく活きてきます。この場合は、外付け SSD の方が良いか、SSD のデメリットも考慮して選びたいです。

容量の選び方

容量あたりの価格の安さを重視する

外付け SSD を選ぶ際は、自分にとって必要な容量を持つ製品を選びたいところですが、容量あたりの価格の安さも重視して選びたいです。

外付け SSD には、容量が小さい製品から大きい製品までありますが、普及している容量の外付け SSD が、量産効果等によるコストダウンにより、容量あたりの価格が安いです。

普及容量よりも容量が大きい外付け SSD だと、普及容量の外付け SSD を複数購入した方が安く済む事が起こりえます。

普及容量よりも容量が小さい外付け SSD だと、外付け SSD 自体の価格は安くなりますが、需要が少なく大量生産によるコストダウンが難しくなるため、容量あたりの価格が高くなります。

容量 特徴
普及 SSD の容量より小さい 容量あたりの価格が高い
普及 SSD の容量と同程度 容量あたりの価格が低い
普及 SSD の容量より大きい 容量あたりの価格が高い

2014年9月20日時点では、容量 256GB 〜 512GB の外付け SSD が普及しています。価格の面から見て、この程度の容量を持つ製品を選ぶのがおすすめです。

さらに容量が大きい外付け SSD だと、まだ容量あたりの価格が高いため、選ぶなら十分な予算が必要です。容量 128GB 程度までの小さい容量の外付け SSD であれば、容量あたりの価格はそこまで悪くありません。

予算が厳しいなら、外付け HDD との併用を考える

SSD は価格が高いため、容量が大きい外付け SSD ほど価格が高くなります。そのため、必要な容量を持つ外付け SSD を選ぶと予算をオーバーしてしまう場合は、外付け HDD と併用するのがおすすめです。

使用頻度が高いデータは外付け SSD を利用し、使用頻度が低いデータは外付け HDD を利用するようにする等して、使用する外付け SSD の容量を抑えるように使えれば、容量が小さい外付け SSD でも活用していけます。

接続インターフェースの選び方

USB で接続する製品が主流

外付け SSD は、USB 接続で使用する製品が多く、それ以外で接続する製品は探すのが難しいほどです。USB は、どのパソコンにもある接続インターフェースであり、今後もしばらくは普及し続けるでしょうから、USB 接続で使用する外付け SSD を選んで問題ありません。

Thunderbolt 接続で使用する製品も見られますが、Thunderbolt 自体がパソコン含めて広く普及しているとは言えず価格が高いですので、よく検討して選ぶ必要があります。

USB

USB は、幾つかの規格があり、規格によってデータ転送速度が違います。以下は、USB の各規格のデータ転送速度です。

種類 データ転送速度
USB1.1 12Mbps
USB2.0 480Mbps
USB3.0 5Gbps
USB3.1(Gen1) 5Gbps
USB3.1(Gen2) 10Gbps

外付け SSD を選ぶなら、USB 3.0 を搭載する製品を選びたいです。SSD は読み込み、書き込み速度が速いため、USB2.0 のデータ転送速度では不十分で、SSD の性能を活かせません。

USB は互換性があります。お互いの USB の規格が異なっていても、古い方(データ転送速度が遅い方)の規格でデータをやり取りします。例えば、USB2.0 搭載パソコンと USB3.0 搭載外付け SSD を接続して使用した場合は、USB2.0 のデータ転送速度でやり取りします。

そのため、外付け SSD を使用する予定のパソコンが USB2.0 であっても、気にせずに USB3.0 搭載の外付け SSD を選ぶのがおすすめです。将来 USB3.0 搭載パソコンを導入できれば、USB3.0 搭載外付け SSD の本来のデータ転送速度を活かせます。

Thunderbolt

Thunderbolt は、インテル社とアップル社が共同開発した外部インターフェース規格です。当初はアップル社のパソコン Macintosh(Mac)に搭載されてきましたが、後に Windows パソコンでも搭載して使えるようになりました。

Thunderbolt には、様々な特長がありますが、最大の特長はデータ転送速度の速さです。Thunderbolt には、さらにデータ転送速度が速くなった Thunderbolt 2 がありますが、Thunderbolt 2 は登場してから間もないため、まだ普及はしていません。Thunderbolt のデータ転送速度と USB3.0 のデータ転送速度を比べると約2倍となります。

規格 データ転送速度
Thunderbolt 10Gbps
Thunderbolt 2 20Gbps

上記は理論上のデータ転送速度ですので、実用上のデータ転送速度はもっと低いですが、Thunderbolt の方が体感できるほど速くなります。そのため、読み書き速度の速さを重視するなら、Thunderbolt 接続で使用する外付け SSD を選ぶのが望ましいですが、Thunderbolt は Windows 搭載パソコンでは、あまり普及していません。

そのため、Thunderbolt で接続する外付け SSD を選ぶ場合は、パソコンに Thunderbolt が搭載されているのか確認する必要があります。また、パソコンの USB と外付け SSD の Thunderbolt を変換して接続するのは、変換アダプターが無いため難しいです。仮に変換して接続できたとしても、データ転送速度が遅い方の USB3.0 のデータ転送速度で動作しますので、Thunderbolt 特有のデータ転送速度の速さを活かせません。

また、Thunderbolt は広く普及が進んでおらず、量産効果等によるコストダウンが実現していませんので、Thunderbolt で接続する外付け SSD の価格は高いです。USB3.0 でも実用上は十分速いですので、予算との兼ね合いで選ぶなら、Thunderbolt で接続する外付け SSD を選ぶのを避けるのは妥当です。

電源の選び方

外付け SSD は、バスパワーの製品、すなわちパソコンの接続ポートからの供給電力で動作する製品が主流です。USB 接続で使用する製品であれば、USB ポートからの供給電力で動作します。

SSD は消費電力が低いという特徴があり、接続ポートからの供給電力不足で正常に動作しない可能性が低いせいか、外付け SSD はセルフパワーの製品、すなわち電源コンセントからの供給電力で動作する製品は非常に少ないです。

供給電力不足で正常に動作しないリスクはありますが、そのリスクは非常に低いため、セルフパワーについて気にせずにバスパワーを選んでも問題ありません。もちろん電源コンセントがない環境で使用するなら、バスパワーを選ぶ必要があります。

セルフパワーを選びたい場合、選べる製品はかなり限られます。セルフパワーの製品は、ネットワークでのデータ共有機能等の付加機能を持つ製品や、複数のストレージを利用して、データ読み書き速度やデータ安全性を向上させる RAID に対応した製品くらいしかありません。

そこで、セルフパワー対応の外付けストレージケースと内蔵 SSD を購入し、内蔵 SSD を外付けストレージケースに搭載して使う方法があります。外付け SSD よりも使い始めるまでに手間がかかりますが、搭載作業は難しくなく簡単です。

外付けストレージケースは、内蔵 HDD と内蔵 SSD どちらでも搭載可能な製品が多く、パソコンから取り出して余った内蔵 HDD や内蔵 SSD を有効活用できたりして便利です。

バスパワー ・接続ポートからの供給電力で動作する
・外付け SSD の主流であり、基本的にバスパワーを選べば良い
・電源コンセントがない環境で使用するなら、バスパワーの選択が必須
セルフパワー ・電源コンセントからの供給電力で動作する
・選べる製品が非常に少ない
・代わりにセルフパワー対応の外付けストレージケースと内蔵 SSD を組み合わせて使用する方法あり

対応 OS の確認

外付け SSD は、製品によって対応している OS が異なります。古い OS や最新の OS に対応していない場合が多いですので、接続して使う予定のパソコンの OS に対応しているか確認が必要です。

サイズと重量の選び方

外付け SSD を、室内でほぼ固定して使用するなら、サイズや重量を気にする必要はありません。持ち運ぶをするなら、サイズが小さく重量が軽い製品を選ぶのがおすすめです。

SSD は小型化と軽量化がしやすいため、どの製品もコンパクトで軽いですが、メーカーによっては持ち運びのしやすさを重視して、可能な限り小さくして軽くした製品がありますので、様々な製品をサイズと重量の観点で比較して選ぶのがおすすめです。


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