バッテリー駆動時間 - タブレットPCの選び方

最終更新日 2016年08月03日

バッテリーの選び方

バッテリー駆動時間は長い方が良い

タブレット PC は、電源コンセントに繋げる事なく長時間使えるのが望ましいです。そのためには、バッテリー駆動時間が長いタブレット PC を選ぶ必要があります。特に電源コンセントに繋ぐのが困難な外出先で長時間使う場合は、バッテリー駆動時間を重視してタブレット PC を選びたいです。

バッテリーの劣化を考えて選ぶ

バッテリーは、充電の繰り返し、時間の経過によって劣化して行き、いずれは寿命を迎えてしまいます。すぐには寿命を迎えないものの、それまでに段々とバッテリー駆動時間が短くなってきますので、タブレット PC を選ぶ際は必要なバッテリー駆動時間をギリギリ満たすモデルではなく、余裕を持たせて選びたいです。

バッテリーが劣化したら交換する手がありますが、ユーザーの手でバッテリーを交換できるタブレット PC はかなり少ないです。バッテリー交換ができないタブレット PC でも、分解すれば可能な場合がありますが、バッテリー交換できないタブレット PC のバッテリーは、単体での入手が難しいです。

そのため、バッテリーが劣化したら交換を望むのであれば、バッテリー交換が可能なタブレット PC を選ぶか、バッテリー交換のサービスを行っている所で購入する必要があります。

仕様等に記載されているバッテリー駆動時間を当てにしない

バッテリー駆動時間は仕様等に記載されていますが、参考程度にとどめておくのが無難です。それは、バッテリー駆動時間は決められた測定方法によって測定されたものであり、車の燃費と同じように実際に使ってみると仕様上のバッテリー駆動時間よりも短い時間でバッテリーが無くなります。

どの程度短くなるかは、各タブレット PC ごとに異なりますし、ユーザーの使い方にもよります。そのため、実際に使った場合のバッテリー駆動時間は、仕様上のバッテリー駆動時間とは一致せず、短くなると認識しておく必要があります。

バッテリーは容量が大きいほど重い

バッテリーは結構重量があります。バッテリー駆動時間が長いバッテリーほど容量が大きいため重くなります。そのため、バッテリー駆動時間の長さとタブレット PC の軽さは相反する関係となります。

そのため、バッテリー駆動時間が長いタブレットPCを選ぶなら、ある程度はタブレット PC の軽さを犠牲にする覚悟が必要です。

バッテリー駆動時間の比較の仕方

主なバッテリー駆動時間測定方法

タブレット PC の仕様には、バッテリー駆動時間が記載してあります。もし、このバッテリー駆動時間の測定方法が統一されておらず、各メーカーでバラバラであったら、どのタブレット PC がバッテリー駆動時間が長いかといった比較ができません。

そうならないよう、各メーカーでは以下の測定法を採用してバッテリー駆動時間を測定し、その結果を仕様に記載しています。同じ測定法によるバッテリー駆動時間が記載されていれば、異なるメーカーのタブレット PC を比較する事ができます。
JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 1.0)
一般社団法人の電子情報技術産業協会(JEITA)が2001年に策定した測定方法です。ほとんどの日本国内メーカーやパソコンショップで採用されています。この測定方法の場合は、実用上のバッテリー駆動時間は仕様上の半分程度に見積もっておくと良いです。
JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 2.0)
一般社団法人の電子情報技術産業協会(JEITA)が2014年に策定した測定方法です。Ver. 1.0 に見られた実用上のバッテリー駆動時間と大きく離れてしまう点を改善するよう測定方法が見直されています。2014年4月以降に販売されるモデルに、この測定方法によるバッテリー駆動時間が仕様に掲載されます。

この測定方法の場合は、実用上のバッテリー駆動時間は仕様上の6割〜7割程度に見積もっておくと良いです。
MobileMark
MobileMark は、非営利業界団体 BAPCo が開発したベンチマークソフトウェアです。MobileMark はバッテリー駆動時間を測定する事ができ、海外メーカーでよく採用されています。この測定方法の場合は、実用上のバッテリー駆動時間は仕様上の6割〜7割程度に見積もっておくと良いです。

日本国内では JEITA バッテリー動作時間測定法が主流

日本国内のメーカーやパソコンショップのタブレット PC であれば、JEITA バッテリー動作時間測定法によるバッテリー駆動時間が仕様等に記載されています。バージョンの違いに注意が必要ですが、日本国内に限るなら比較がしやすいです。

海外メーカーでは MobileMark が見られる

海外メーカーのタブレット PC であれば、JEITA バッテリー動作時間測定法とは限らず、MobileMark によるバッテリー駆動時間が仕様等に記載されている場合があります。そのため、日本国内のタブレット PC と比べてバッテリー駆動時間が短いように見えても、測定法の違いを考慮すると海外メーカーのタブレット PC の方が実用上のバッテリー駆動時間が長い場合がありますので、注意が必要です。

見積もった実用的な使い方によるバッテリー駆動時間は、あくまで目安

タブレット PC の仕様に記載してあるバッテリー駆動時間は、上記の測定法で測定された結果であり、実用的な使い方とはかけ離れた状態で測定されているため、実用的にタブレット PC を使った場合のバッテリー駆動時間は異なります。

各測定法における見積もりの割合は、あくまで目安です。例えば、実用上のバッテリー駆動時間は、仕様に記載してあるバッテリー駆動時間の半分と見積もっておくのが良いとしても、実際は半分にならず、消費電力を抑えた使い方をすれば7割程度になったり、使用状況や使用環境によっては半分以下に落ち込む場合もありえます。

おすすめバッテリー駆動時間

タブレット PC を選ぶなら、以下のバッテリー駆動時間を満たすモデルを選ぶのがおすすめです。

測定方法 おすすめ
バッテリー駆動時間
JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 1.0) 約10時間以上
JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 2.0) 約7時間以上
MobileMark 約7時間以上

上記の基準を満たすタブレット PC は、バッテリー駆動時間が長い方となります。バッテリー駆動時間を長くするためにはコストがかかるため価格が高い傾向がありますが、電源コンセントが無い屋外でも長時間使えるのでおすすめです。

特に価格が安いタブレット PC に、上記の基準を満たさないバッテリー駆動時間が短いモデルが見られますが、長時間バッテリー動作させる必要が無ければ選んでも問題ありません。予算を抑えてタブレット PC を購入したい場合は、バッテリー駆動時間に妥協が必要です。

バッテリー駆動時間が足りない場合

バッテリー交換可能なタブレット PC を選ぶ

例えば、10時間連続してタブレット PC を使いたい場合、バッテリー駆動時間が20時間程度あるタブレット PC を選びたいところです。(ここでは JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 1.0)の場合と仮定し、実用上のバッテリー駆動時間は、仕様上のバッテリー駆動時間の半分と見積もるのが無難のため。)

しかし、そこまで長いバッテリー駆動時間を持つタブレット PC を見つけるのは困難です。そこで、バッテリーが交換可能なタブレット PC を選ぶ手があります。バッテリー駆動時間が10時間であるタブレット PC は結構ありますので、さらにバッテリー交換可能なタブレットPCであれば、交換用のバッテリーを1つ用意しておけば、バッテリー駆動時間が倍の20時間となります。追加で交換用のバッテリーを用意すれば、さらにバッテリー駆動時間を延ばせます。

ただし、バッテリーが交換可能なタブレット PC は、多くはありません。そのため、バッテリー交換可能なタブレット PC が欲しい場合は、まずはバッテリー交換可能なタブレット PC を候補としてあげておき、その中から自分の使用用途に合ったモデルを選ぶのがおすすめです。

バッテリー交換可能タブレット PC 販売ショップ

タブレット PC を販売するショップは増えてきましたが、バッテリー交換可能なタブレット PC を販売するショップは非常に少ないです。恐らく、バッテリー交換が可能となるよう開発、製造するとコストが高まる他、バッテリーの寿命が来たらタブレット PC 自体の寿命と考え、次の新しいモデルを購入するユーザーが多いためと考えられます。

そのような中、以下はバッテリー交換可能タブレット PC を販売しているショップ一覧です。
Dell
デルは、徹底的なコスト削減によってコストパフォーマンスの高さを実現したパソコンメーカーです。バッテリー交換が可能なタブレット PC として Venue 11 Pro を販売しています。オプションのキーボードも購入すれば、ノートパソコンとしても使える使い勝手の良いモデルです。
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