種類、規格 - メインメモリーの選び方

最終更新日 2017年03月13日

メインメモリーの種類の選び方

メインメモリーの種類一覧

パソコン、すなわちマザーボードに搭載可能なメインメモリーの種類は、基本的に1種類です。最近のパソコンであれば、搭載可能なメインメモリーの種類は DIMM (ディム)が一般的です。メインメモリーを販売しているショップでは、主に DIMM のメインメモリーを販売しており、他の種類のメインメモリーはあまり見られません。

DIMM 以外のメインメモリーの種類には、RIMM (リム)、SO-DIMM (エスオーディム)、MicroDIMM (マイクロディム)があります。RIMM は、最近のパソコンではもう使われていません。SO-DIMM や MicroDIMM は、主にノートパソコンに搭載されます。

特に小型のノートパソコン用のメインメモリーを選ぶときは、あまり流通していない MicroDIMM のメインメモリーしか搭載できない場合があり、MicroDIMM のメインメモリーを販売していないショップもありますので、欲しいメインメモリーが見つかりにくい場合があります。

DIMM Dual In-line Memory Module の略称です。主にデスクトップパソコンに搭載されます。
RIMM Rambus In-line Memory Module の略称です。DIMM と似ていますが、DIMM とは互換性がありません。
SO-DIMM Small Outline Dual In-line Memory Module の略称です。小型サイズなので本体サイズが小さいデスクトップパソコン、またはノートパソコンに搭載される事があります。
MicroDIMM SO-DIMM をさらに小型化したメモリーです。モバイルサイズのノートパソコンに搭載される事があります。

搭載可能なメインメモリーの種類を選ぶ

メインメモリーの種類は、パソコンのマザーボードに搭載可能なメインメモリーの種類と合わせて選ぶ必要があります。

基本的にデスクトップパソコンなら DIMM のメインメモリー、ノートパソコンなら SO-DIMM のメインメモリーを搭載可能ですが、デスクトップパソコンでも SO-DIMM のメインメモリーが搭載可能であったり、ノートパソコンでも MicroDIMM のメインメモリーが搭載可能な場合がありますので、メインメモリー搭載予定のパソコンには、どの種類のメインメモリーが搭載可能なのか確認してから、メインメモリーを選ぶ必要があります。

メインメモリーの規格の選び方

メインメモリーの規格一覧

メインメモリーの種類には、DIMM 、RIMM 、SO-DIMM 、MicroDIMM がありますが、それぞれ複数の規格が存在します。メインメモリーを選ぶ時は、種類だけでなく、規格もよく見て選ぶ必要があります。

DIMM 、SO-DIMM 、MicroDIMM は、それぞれ存在する規格は同じですが、RIMM だけ異なります。RIMM は、もはや使われない種類のため、ここでは、DIMM 、SO-DIMM 、MicroDIMM にある規格のみ記載します。

以下の表は、DIMM 、SO-DIMM 、MicroDIMM に存在する主な規格です。

メモリー規格 モジュール規格
(チップ規格)
動作クロック
周波数
(FSB)
データ
転送速度
SDRAM PC66 66MHz 0.5GB/s
PC100 100MHz 0.8GB/s
PC133 133MHz 1.1GB/s
DDR SDRAM PC1600 (DDR200) 200MHz 1.6GB/s
PC2100 (DDR266) 266MHz 2.1GB/s
PC2700 (DDR333) 333MHz 2.7GB/s
PC3200 (DDR400) 400MHz 3.2GB/s
DDR2 SDRAM PC2-3200 (DDR2-400) 400MHz 3.2GB/s
PC2-4300 (DDR2-533) 533MHz 4.3GB/s
PC2-5300 (DDR2-667) 667MHz 5.3GB/s
PC2-6400 (DDR2-800) 800MHz 6.4GB/s
DDR3 SDRAM PC3-6400 (DDR3-800) 800MHz 6.4GB/s
PC3-8500 (DDR3-1066) 1066MHz 8.5GB/s
PC3-10600 (DDR3-1333) 1333MHz 10.67GB/s
PC3-12800 (DDR3-1600) 1600MHz 12.8GB/s
PC3-14400 (DDR3-1800) 1800MHz 14.4GB/s
PC3-14900 (DDR3-1866) 1866MHz 14.9GB/s
PC3-16000 (DDR3-2000) 2000MHz 16GB/s
PC3-17000 (DDR3-2133) 2133MHz 17.06GB/s
PC3-19200 (DDR3-2400) 2400MHz 19.2GB/s
PC3-21300 (DDR3-2666) 2666MHz 21.3GB/s
DDR4 SDRAM PC4-17000(DDR4-2133) 2133MHz 17.06GB/s
PC4-19200(DDR4-2400) 2400MHz 19.2GB/s
PC4-21300(DDR4-2666) 2666MHz 21.3GB/s

メモリー規格は互換性が無い

メインメモリーの規格は、メモリー規格で大別され、さらにモジュール規格(チップ規格)に分かれます。メモリー規格は、それぞれに互換性はありませんので注意が必要です。

例えば、DDR3 SDRAM 対応のマザーボードでは、DDR3 SDRAM 以外のメインメモリーは使えません。

モジュール規格(チップ規格)は、下位互換性がある

互換性が無いため、メモリー規格を間違えずに選ぶ事が最も重要ですが、モジュール規格(チップ規格)は下位互換性があります。

例えば、PC3-10600(DDR3-1333)対応のマザーボードでは、PC3-12800(DDR3-1600)等の PC3-10600(DDR3-1333)よりも動作クロック周波数が高い(データ転送速度が速い)メインメモリーが使えます。

ただし、マザーボード側に合わせて動作しますので、このマザーボードに PC3-12800(DDR3-1600)のメインメモリーを搭載すると、PC3-10600(DDR3-1333)の動作クロック周波数(データ転送速度)で動作します。

モジュール規格(チップ規格)は、上位互換性は無い

モジュール規格(チップ規格)は、下位互換性はありますが、上位互換性はありません。

例えば、PC3-10600(DDR3-1333)対応のマザーボードでは、PC3-8500(DDR3-1066)等の PC3-10600(DDR3-1333)よりも動作クロック周波数が低い(データ転送速度が遅い)メインメモリーは使えません。

モジュール規格(チップ規格)は、メモリー規格のように互換性が全く無い訳ではありませんが、下位互換性はあっても上位互換性はありませんので、モジュール規格(チップ規格)も十分注意して選ぶ必要があります。

なぜなら、パソコン、すなわちマザーボードは、対応しているメモリー規格に存在する全てのモジュール規格(チップ規格)に対応しているとは限らないからです。

例えば、DDR2 SDRAM に対応しているマザーボードは、DDR2 SDRAM に存在するモジュール規格(チップ規格)の全てに対応せず、一部のモジュール規格(チップ規格)に対応しているのが一般的です。

また、マザーボードによっては、対応しているモジュール規格(チップ規格)について、モジュール規格かチップ規格どちらか一方のみ仕様に記載されている場合がありますが、モジュール規格とチップ規格の名称は、一対一の関係がありますので、どちらかに注目して選べば問題ありません。

基本的な選び方

基本的にマザーボードは、1つのメモリー規格に対応し、複数のモジュール規格(チップ規格)に対応しています。

DDR4 SDRAM は新しいメモリー規格で、DDR3 SDRAM がまだ主流ですが、いずれは DDR4 SDRAM が主流になる時代が来ます。新しい DDR4 SDRAM を選びたいところですが、DDR3 SDRAM 等の他のメモリー規格とは互換性がありませんので、パソコン、すなわちマザーボードが対応しているメモリー規格に合わせて選ぶ必要があります。

モジュール規格(チップ規格)に関してですが、パソコン、すなわちマザーボードが対応しているモジュール規格(チップ規格)の中から、一番性能が良い(動作クロック周波数とデータ転送速度が最も高い)ものを選ぶのが望ましいですが、性能が良いメインメモリーほど価格が高いので、予算も考慮しながら選ぶ必要があります。

しかし、性能が良いメインメモリーを選んでも、体感できるほどの性能差はありませんので、無理に一番性能が良いメインメモリーを選ぶ必要はありません。

メインメモリーは、動作クロック周波数が低いほど安定性が高くなりますので、あまりメインメモリーの性能は追い求めず、コストパフォーマンスを重視して価格が安めのモジュール規格(チップ規格)のメインメモリーを選ぶのもおすすめです。

ちなみに、たいていのマザーボードは、BIOS 設定で動作クロック周波数を変更できますので、性能が良いメインメモリーを選び、もし動作クロック周波数が高い事が原因で動作不安定等のトラブルが発生したら、動作クロック周波数を落とせば解決できます。

モジュール規格(チップ規格)が混在しないように選ぶ方が無難

複数のメインメモリーを使用する場合、できるだけ全てのメインメモリーを同一のモジュール規格(チップ規格)にするのが望ましいため、既にあるメインメモリーと組み合わせて使用する場合は、そのメインメモリーのモジュール規格(チップ規格)と合わせて選ぶのがおすすめです。

なぜなら、複数のメインメモリーの中でモジュール規格(チップ規格)が混在する事が原因で、動作不安定等のトラブルが発生する場合があるからです。

ただし、そのようなトラブルが発生する可能性は非常に低く、異なるモジュール規格(チップ規格)のメインメモリーが混在しても、 動作クロック周波数が低い(データ転送速度が遅い)方のモジュール規格(チップ規格)に合わせられて正常動作する可能性の方が高いので、無理に既存のメインメモリーのモジュール規格(チップ規格)と合わせて選ぶ必要はありません。


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メインメモリーの選び方