TDP - CPU の選び方

最終更新日 2016年08月28日

CPU の TDP とは

TDP は、最大どのくらい放熱するのか表す

TDP とは、Thermal Disign Power の略であり、訳すと熱設計電力となります。CPU の設計上想定される最大放熱量を表すために使用され、単位は W(ワット)を使用します。

TDP は、CPU がフルに動作している状態での最大放熱量を表すため、CPU の TDP 値を見てパソコンにどの程度の冷却性能を持たせるか考える必要があります。

例えば、TDP が大きい CPU を選ぶ際は冷却性能が高い PC ケースや CPU クーラーを用意する必要があります。

逆に CPU 以外の PC パーツの構成が決まっている場合は、TDP の上限に注意して選ぶ必要があります。

例えば、冷却性能が低い小型 PC ケースに搭載を考えているなら TDP が小さい CPU を選ぶ必要があります。

搭載可能な TDP の上限

CPU の TDP が、どの程度の大きさまでであれば、パソコンに搭載できるのかは、CPU 以外の PC パーツによって決まってきます。

TDP が大きいほど高い冷却性能が必要になり、冷却性能の高さは主に CPU クーラーによって決まります。PC ケース内部の空気の流れも、冷却性能の高さに影響してきます。また、マザーボードは製品によっては高温になると問題が発生するため、TDP が高い CPU は搭載できません。

まとめると、以下の PC パーツにおいて搭載可能な TDP の上限がないか確認しておく必要があります。

PC ケース ミドルタワーやミニタワー等、サイズが大きく内部スペースが広い PC ケースでは、TDP の上限は無い製品が多いです。キューブ型等のサイズが小さく内部スペースが狭い PC ケースでは、TDP に上限がある製品が見られます。
マザーボード 規格が ATX や Micro ATX 等のサイズが大きいマザーボードでは、TDP の上限は無い製品が多いです。規格が Mini ITX 等のサイズが小さいマザーボードでは、TDP の上限がある製品が見られます。
CPU クーラー CPU クーラーは、どの製品にも TDP の上限があります。ファンレス、空冷、水冷といった冷却する仕組みによりますが、冷却性能を高くするためには、CPU クーラーのサイズが大きくなります。

特に重要なのは CPU と接して冷やすために不可欠な CPU クーラーです。PC ケースやマザーボードに TDP の上限が無くても、CPU クーラーには必ず TDP の上限があります。

サイズが小さく内部スペースが狭い PC ケースだと、サイズが大きい CPU クーラーの搭載は難しくなるため、CPU と同時に CPU クーラーを選ぶ場合は、CPU クーラーのサイズにも注意して選ぶ必要があります。

パソコンの騒音レベルを考慮した TDP の選び方

静音パソコンを実現するなら TDP が小さい CPU を選ぶ

静音パソコンを実現するには、PC ケースや CPU クーラーの冷却用ファンの動作音を抑える必要があります。そのためには、PC ケースや CPU クーラーには動作音が小さい低回転の冷却用ファンで済むように、TDP が小さい(発熱量が小さい)CPU を選ぶのが望ましいです。

また、TDP が小さければ、大型ヒートシンクを利用したファンレスCPU クーラーで済む事が実現可能になってきます。ファンレス CPU クーラーでで済ますには、TDP が 65W 以下が望ましいです。

100W を超えるような TDP の CPU にも対応するファンレス CPU クーラーもありますが、CPU クーラーのサイズがかなり大きくなってきますので、PC ケースの内部スペースが十分広い必要が出てきますし、他の PC パーツと設置場所が物理的に干渉するといった問題が発生しやすいので、ファンレス CPU クーラーでの冷却でパソコンを使用するなら、やはりできるだけ TDP が小さい CPU を選びたいです。

電源ユニットを考慮した TDP の選び方

TDP は、最大消費電力の目安になる

TDP は、最大放熱量を表しますが、消費電力の目安になります。TDP が大きいほど最大消費電力が高くなります。

最大消費電力は TDP の何倍になるかは、CPU によって異なりますが、CPU で消費された電力全てが熱にはなりませんので、消費電力は TDP より高くなると認識しておく必要があります。

CPU は、TDP が大きいほど、TDP と最大消費電力の差が大きくなる傾向があり、TDP が小さい CPU なら最大消費電力は大体 TDP と同程度ですが、TDP が大きい CPU なら最大消費電力は TDP の1.5倍程度になってきます。

電源容量を超えないように CPU を選ぶ

パソコンに搭載される電源ユニットは、それぞれ電源容量に上限があります。電源容量は、総出力ワット数、最大供給電力等とも呼ばれます。

もし、CPU が最大消費電力で動作した時に、パソコン全体の消費電力が電源ユニットの電源容量を超えてしまうと、パソコンは正常に動作しなくなってしまいます。つまり、電力が不足するため、一部の PC パーツが動作しなかったり、勝手に電源が切れたり、パソコンの起動すらしない場合もあります。

そのため、既に使用する電源ユニットが決まっている場合は、電源容量を超えないように CPU を選ぶ必要があります。そのためには、CPU 含めてパソコン全体の最大消費電力を見積もり、電源容量を超えないか判断する必要があります。

電源ユニットを選ぶ際に電源容量の目安を決める方法となりますが、見積もり方等は 電源容量の目安の計算方法 に記載しています。

もし電源容量を超えてしまうようなら、TDP が小さい CPU を選びなおすか、電源容量が大きい電源ユニットへ交換する必要があります。


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